• 2017年10月18日

Photoshop 鉛筆で書いたようなスケッチエフェクトを作る方法

Photoshop 鉛筆で書いたようなスケッチエフェクトを作る方法

Photoshop 鉛筆で書いたようなスケッチエフェクトを作る方法 700 433 パソコン生活サポート Pasonal

Photoshopを使っていて楽しいと思えるところは「創造をカタチにすることができる」という点です。自分の思い通りの世界を作ったり、カラーにしたりすることでガラリと作品の雰囲気を変えることができます。もちろん、そうできるようになるためには、色々なテクニックや機能を使いこなさないといけません。

始めの一歩は分からない事が多すぎて操作するのも大変かもしれませんが、何事も継続することでちょっとずつ色々なテクニックやノウハウが身についていくものです。どんな事でもそうですが、「楽しみながら学ぶ」ということは非常に大切な要素だと言えます。

さて、今回は「鉛筆で書いたようなスケッチエフェクトを作る方法」を解説したいと思います。

 

開発環境

 OS  Windows 10 64bit
 Photoshop バージョン  Adobe Creative Cloud / Photoshop CC 2017
 作成時間  約10分
 ステップ数  およそ9ステップ
 テクニックのポイント  彩度 / レベル補正 / ハイパス

 

難易度

ブロンズメダル

今回の難易度はブロンズレベル(初級者以上)です。

 

チュートリアル素材

素材は以下からダウンロードしてください。

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【テクニックを学べる書籍】

エフェクトからレタッチまで幅広くプロのテクニックを学ぶことができる書籍です。全編カラーで読みやすいチュートリアル形式の書籍です。

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完成図

今回のスケッチエフェクトの完成図です。鉛筆で書いたようなエフェクトの仕上がりになります。

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スケッチエフェクト ビフォー

Photoshop 鉛筆で書いたようなスケッチエフェクト

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キャンバスの作成

キャンバスを任意の大きさで作成します。ここでは「1920 × 1200 px」で作成しています。

キャンバスの作成

 

スケッチエフェクトの作成

 

レイヤーのコピーと彩度の適用

ダウンロードした素材「woman.jpg」をキャンバスに配置します。「Ctrl + J」でレイヤーをコピーし、ラスタライズしておきます。ラスタライズはレイヤーの上で「右クリック > ラスタライズ」からできます。

次に、「Ctrl + Shift + U」で彩度を下げます。下記のように白黒の画像になります。

レイヤーのコピーと彩度の適用

 

階調の反転とぼかしの適用

「womanのコピーレイヤー」をコピーし、「Ctrl + I」で階調の反転をしておきます。またこのレイヤーを「スマートオブジェクト」に変更しておきます。次に、レイヤーの種類を「覆い焼きカラー」に変更します。

最後に、上部メニュー「フィルター > ぼかし > ぼかし(ガウス)」を下記の値で適用させます。

レイヤーのコピーとぼかしの適用

 

レベル補正の適用

色調補正」(画面下部)から、「レベル補正」を選択します。レイヤーの種類を「乗算」に変更し、不透明度を「60%」ほどに設定します。

レベル補正の適用

 

レイヤーのコピーとハイパスの適用

「womanのレイヤー」をコピー(Ctrl + J)し、一番上部に移動させます。上部メニュー「フィルター > その他 > ハイパス」を下記の値で設定ます。レイヤーの種類を「ハードライト」に変更し、レイヤーマスクを使って唇のあたりだけを黒のソフトブラシで隠します。

レイヤーのコピーとハイパスの適用

 

グループ化する

すべてのレイヤーを選択し、「Ctrl + G」でグループ化します。フォルダ名は「モデル – スケッチ」としておきます。

グループ化する

 

すべてのレイヤーをまとめたコピーレイヤーを作る

Ctrl + Alt + Shift + E」ですべてのレイヤーをまとめたコピーレイヤーを作ります。

すべてのレイヤーのコピーレイヤーを作る

 

なぐり書きを加える

上記のレイヤーに「レイヤーマスク(青い矢印から設定)」を設定します。モデルの右側の髪の毛のあたりを丸いソフトブラシで少し隠しておきます。続けて、新規レイヤーをすぐ上に作成し、ハードブラシ(硬さ:100%、1px)でなぐり書きしたようなラインを加えます。

マウスを左右に小刻みに揺らしながら描画していきましょう。

なぐり書きを加える

 

最後に鉛筆を加える

最後に「pencil.png」の画像を挿入し、なぐり書きの横あたりに配置します。これで全ての作業は完了です。

 

最終的な完成図

最終的な完成図です。本当はもっとエフェクトを付け加えても良かったのですが、あまりやりすぎると複雑になるので簡単にできる方法で解説しました。本音を言うともうちょっとカスレ具合を出してもよかったかなと思います。

Photoshop 鉛筆で書いたようなスケッチエフェクト

 

まとめ

これまでの手順のまとめです。

  1. キャンバスの作成
  2. スケッチエフェクトの作成
    • レイヤーのコピーと彩度の適用
    • 階調の反転とぼかしの適用
    • レベル補正の適用
    • レイヤーのコピーとハイパスの適用
    • グループ化する
    • すべてのレイヤーをまとめたコピーレイヤーを作る
    • なぐり書きを加える
    • 最後に鉛筆を加える

さて、どうだったでしょうか?わずか9ステップほどでスケッチのようなエフェクトを作ることができます。それほど複雑な操作もなく簡単にできるので、初級者でも楽に作成することができると思います。

こういった簡単にできるチュートリアルから少しづつ「こなしていく」ことで、確実にPhotoshopのテクニックが上がります。楽しみながら、興味を持って作っていくことが大切です。

 

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