• 2015年2月2日

さくらサーバーのデータベースをエクスポート!

さくらサーバーのデータベースをエクスポート!

さくらサーバーのデータベースをエクスポート! 424 283 パソコン生活サポート Pasonal

前回は何故さくらサーバーからXサーバーへ移行するのかを記事にしました。今回は、Xサーバーへ移行するための前準備を説明したいと思います。ただし、ドメインはそのまま継続使用するなどの条件で移行させます。

さらに、「必要最小限のデータのみ移行させる場合」と「全てのデータを移行させる場合」に分けました。



 

移行の条件

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  • ドメインはそのまま継続(変更しない)
  • さくら から Xサーバーへ移転
  • データベースは必要なテーブルのみ移動
  • 新規にWordPressをインストール
  • プラグインは最小限に
  • サイトを再現する(同じテーマを使用 and ついでにVer更新)

 

今からやること

エクスポートまでの流れ

 

まずはデータベースにアクセスしてみよう

まずは、さくらサーバーのデータベースをバックアップする必要があります。

下記の手順でデータベースをエクスポートしてください。

  1. さくらサーバー会員メニューにログイン
  2. 契約サービスを開く > サーバー設定
  3. アプリケーション設定 > データベース設定
  4. 管理ツールにログイン
  5. phpMyAdminにログイン
  6. データベース名を選択
  7. エクスポートタブを選択
  8. エクスポートするテーブルを選択

 

さくらサーバー会員メニューにログイン

さくらサーバー 会員メニュー
まずはさくら会員メニューにログインします。会員メニューログインの項目は、画面の一番上にあります。ログインしたら、「契約情報」 > 「契約サービス確認」をクリックします。

 

契約サービスを開く

Xserver-DBMoving-Step2
契約サービスを開くと、下記のような画面になります。

「手続き」の中の「サーバー設定」のボタンをクリックします。

 

アプリケーション設定 > データベース設定

さくらサーバー メニュー
下記の場所から、データベース設定の項目をクリックします。

画面の左側にあります。

 

管理ツールにログイン

さくらサーバー 管理ツールログイン
データベース設定が開くと、下記のようにな「データベース一覧」が表示されます。

「管理ツールログイン」という場所をクリックします。

 

phpMyAdminにログイン

さくらサーバー phpMyAdmin

phpMyAdminのログイン画面になります。

ログイン情報・サーバー選択を、間違いないように入力してログインしてください。

  • ※ご使用されているサーバーを選択します「mysql○○○.db.sakura.ne.jp」○○○には番号が入ります。
  • ※もし「ユーザー名」「パスワード」「サーバーの選択」が分からない場合は、さくら公式マニュアルをご確認ください。

 

データベース名を選択

phpMyAdmin テーブル選択

phpMyAdminにログインできたら、データが入っている「データベース名」をクリックします。データベース名は初期だと2個表示されているハズです。自分で作成した任意の名前のデータベース名を選択してください。その他に「infomation_schema(インフォメーション スキーマ)」というデータベースがありますが、無視してください。

※Tips 「infomation_schema」には、MySQLサーバーに関する情報が格納されています。

 

エクスポートタブを選択

phpMyAdmin データべス名 エクスポート

自分で作成したデータベース名を選択したら、「エクスポート」のタブをクリックします。

 

必要最小限のデータのみ移行させる場合

ここではエクスポートする最小限のテーブルを選択します。とはいえ、テーブル名が多すぎて、どれがどれだか分からないと思います。WordPressを構成するテーブルとプラグインのテーブルが判別つかない場合は、以下を参考にしてください。

今回私の場合では、必要最低限のテーブルのみをエクスポートさせました。理由は、プラグインを入れすぎてごちゃごちゃになったからです。つまりは、WordPressの本体等をリフレッシュさせたかったからなのです。よってプラグイン関連のテーブルは全て切り捨てました!

また、下記の赤くなっているテーブルはエクスポート対象から外しました

なぜかと言うと、移行先のサーバーにWordPressを自動インストールしたからです。その際に、前回とは異なるID・パスワードを設定しました。よって、これまでのユーザー情報は不要なので、この2つは対象外としました。

 

必要なテーブル

テーブル名 テーブルの内容
○○_commentmeta コメント関連など
○○_comments コメントの本文など
○○_links リンク関連(画像など)
○○_options WordPressのオプション関連など
○○_postmeta 投稿記事関連など
○○_posts 投稿記事の本文など
○○_terms カテゴリーやタグ関連など
○○_term_relationships カテゴリーやタグのひも付け
○○_term_taxonomy タクソノミーなど
○○_usermeta ユーザー関連の情報など
○○_users ユーザー名・パスワードなど

 

エクスポート

phpMyAdmin  テーブル選択
さて、「必要であろうテーブル」を個別に選択したら、いよいよエクスポートです。エクスポートさせる際は、「構造」 > 「DROP TABLE・・・」にチェックを入れてください。

さらに、ファイルを「zip形式」で圧縮し、画面一番下の「実行」を押し、デスクトップなどに保存してください。

 

全てのデータを移行させる場合

とりあえず全てのデータを移したい!と思う人もきっといるでしょう。そういった人用の場合も、ここで解説したいと思います。

 

【注意点】

データの容量が大きいと移行が失敗します!

※なぜなら、phpMyAdminでは、一度にインポートできるデータ量が制限されているからです。

そこで・・・・

全てのテーブルを移行させる2つの方法

データテーブルの小分け

  1. Bigdumpを使用する
  2. テーブルを小分けしてインポートさせる

 ※Bigdumpは、巨大なsqlファイルを圧縮させるためのソフトです。

 

1の方法でも良いと思いますが、新しく操作を覚えるのもアレなので、2の方法で行きたいと思います。2の方法は、テーブルを小分けしてエクスポートさせる必要があります。下記のように、テーブルを4~5個ずつに小分けして、zip形式でエクスポートします。

インポートの作業は増えますが、時間はそんなにかかりません。

※どこからどこまでをエクスポートしたのかを、きちんと把握するようにしてくださいネ!

 

エクスポートする際のファイル名

ファイルを複数エクスポートする時は、ファイル名が混乱しないように命名する必要があります。

例えば・・・

  • Example-db1.sql.zip
  • Example-db2.sql.zip
  • Example-db3.sql.zip

というように、後でインポートしやすいファイル名にしてください。また、どのテーブルをまとめてエクスポートしたのかをメモしておくといいでしょう。一番簡単なのは、エクスポートする前に、選択したテーブルをプリントスクリーンで撮影することです。

後で、どのテーブルをどのファイル名でエクスポートしたのかを混乱しないようにしましょう!