• 2014年6月22日

WordPress トラブル になった時の対処法 これで解決!

WordPress トラブル になった時の対処法 これで解決!

WordPress トラブル になった時の対処法 これで解決! 700 433 パソコン生活サポート Pasonal

WordPressは本当に便利なツールです。プラグインによって機能を拡張でき、データベースによってブログを保存できる。従来のHTML+CSSは現在でもたくさん使われていますが、WordPressのほうが主流になっているような感じがします。

しかし、WordPressは便利で多機能であるが故に、トラブルもまた複雑になっていきています。「WordPressの本体」なのか、「データベースが原因」なのか、「プラグインの影響」なのか、問題の切り分けが非常に難しいです。初心者ではなおのこと、そう感じるでしょう。

一言で言って、これは「経験」に尽きます。過去に起こったトラブルから、「原因を予測」できるようになれば、トラブル時の復旧や対処も少しは楽になります。

今回は、WordPressにおけるトラブル時の対処の仕方について記事を書きたいと思います。

 

WordPress トラブル対処 の基本

まずは以下の1~3の項目を実践してみましょう。

 

【1】プラグインの無効

全てのプラグインを無効化し、同時にテーマをデフォルトのテーマに戻して再度検証してみまう。その状態で正常に動くなら、プラグインを一つずつ有効化して、動作を検証してみます。これでどのプラグインが問題を引き起こしているか絞り込むことができます。

 

【2】ブラウザのキャッシュ

ブラウザのキャッシュを削除し、再度試してみます。また、WordPressのキャッシュ系のプラグインを使用している場合はそれを停止し、サーバーにあるキャッシュファイルを削除してみます。

 

【3】ブラウザの変更

WordPressの管理画面にログインしている場合とログアウトしている場合で違いがでるか検証してみます。また、IE、Google Chrome、Operaなど、仕様するブラウザを変更して再度検証してみてください。

ブラウザに保存されているCookieが原因である可能性もあるので、それらを削除して検証してみましょう。

 

フォーラムや知恵袋を利用

上記のトラブルシューティングでも解決しない場合は、「WordPressフォーラム」や「Yahoo知恵袋」を利用して、誰かの助言を求めてみましょう。経験がある人に出会うことができれば、少なからず解決するかもしれません。

その際には、以下の情報を質問に記載してから投稿してください。

  1. WordPressのバージョン
  2. 使用しているプラグインとテーマ
  3. PHP,MySQLのバージョン
  4. サーバー環境(ホスティングサービス名、OS、ウェブサーバー等)
  5. ブラウザとそのバージョン
  6. 具体的なエラー(エラー文をそのままコピーすること)

 

アップデートは必ず行う

WordPress本体や、プラグインにはアップデートがあります。WordPress本体はさほど頻度は高くないのですが、プラグインのアップデートは結構あります。アップデートの影響で、それまで正常に動いていたものが突然、不安定になる可能性は高いです。

上記で、何かしらのトラブルが発生した場合には、正常だった時の状態にまで復旧させる必要があります。プラグインをアップデートしてから、動作が不安定になった場合は、以前のバージョンにダウングレードしましょう。

Googleなどで「プラグイン名 トラブル内容」で検索し、WordPress.ORGのサイトから、対象プラグインの「Developers」から過去のバージョンをダウンロードしましょう。

  • WordPress本体をアッデートする時には、必ずフルバックアップを行う。
  • 対象のプラグインをアップデートした後は、サイトをチェックする。

 

バックアップの方法

手動でサーバーからアップロードしてもいいのですが、それでは時間がかかります。せっかくWordPressを使用しているのですから、便利なプラグインをいくつかご紹介します。

DropBoxと連携できることから、オンラインストレージにバックアップデータを保存しておけば、効率的にデータを管理・保存することができます。しかし、他のプラグインとの兼ね合いから、現在は「BackUpWordPress」・「WP-DBManager」でファイルとDBを別々にバックアップしています。

便利なバックアッププラグインですが、他のプラグインの影響も受けやすいので、自分の環境に合った方法を選択しましょう。

 BackUpWordPress 「ファイルのみ、DBのみ、全て」から選択可能。ファイルはzipに圧縮されるので便利。
 BackWPup  「ファイル、DB、全てをフルバックアップ」出来る。
 WP-DBManager  DBのみをバックアップ、復元出来る。動作が速く、sqlファイルをzip等で圧縮できる。

 

 

WordPress トラブル別の対処法

WordPressを使用していると大なり小なり色々なトラブルに遭遇します。「レイアウトが崩れた」「更新されない」「公開されない」「ログインできない」などケースは様々です。そんな場合は、原因を絞り込んで特定することが大切になります。

ここではトラブル別の対処法について学んでいきます。

 

ログインできない

ログインできない場合は、下記の原因が考えられます。

  • データベース接続エラー
  • wp-config.phpの記述ミス
  • function.phpエラー
  • ネットワーク障害
  • サーバーエラー

そもそもWordPressにログインすら出来ない場合は、かなり深刻な状況です。この場合は、ホームページ上にある記事も閲覧できないような状態なので、早急に対処する必要があります。何もしていないのにいきなりログインできないような場合には、「サーバーエラー」の可能性もあります。

特に、funcitionに何かのコードを追加した直後や、データベースのプレフィックスを変更した場合も、データベース接続エラーなどになります。

 

【解決法】データベース接続エラー / wp-config.phpの記述ミス

wp-config.phpにあるdifine(ディファイン)の記述を確認する必要があります。まずはWordPressをインストールしたサーバーのファイルにアクセスし、「wp-config.php」をデスクトップ上にダウンロードしてださい。

TeraPadなどのテキストエディタでファイルを開きます。下記のような記述を探します。

// ** MySQL 設定 - この情報はホスティング先から入手してください。 ** //
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'XXXXXXXXX');

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'XXXXXXXXX');

/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'XXXXXXXXX');

/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', 'XXXXXXXXX');

/** データベースのテーブルを作成する際のデータベースの文字セット */
define('DB_CHARSET', 'utf8');

まずは、上記のdefine正確な情報か確認する必要があります。特に「データベース名」「データベースのユーザー名」「データベースのパスワード」「ホスト名」の情報が間違っていると、データベースにアクセスすることができません。

どの値を設定して良いのか分からな場合は、レンタルサーバーの公式ページを確認してください。どのレンタルサーバーでも必ず設定の方法が記載されています。

 

【解決法】function.phpエラー

funciton.phpにはアクションフックなどのコードを記述した際にエラーが発生すると、ログインすら出来なくなります。このような場合は、データベース接続エラーの対処と同様に、該当ファイルをいったんデスクトップ上にダウンロードして修正する必要があります。

または、バックアップファイルの中にある「正常なfunction.php」を上書きしましょう。

 

テーマのデザインが崩れる

テーマのデザイン(サイトデザイン)が崩れる場合は、以下の原因が考えられます。

  • プラグインの影響
  • phpコードの不足
  • テーマファイルが影響している
  • head内でcssが読み込まれていない
  • cssコードがおかしい

サイトのデザインが崩れる場合には、プラグインの影響及びコードが不足している可能性があります。特にhead cleanerなどのhead内の余分なコードを削除したりするプラグインには注意が必要です。思わぬ原因でデザインが大きく崩れてしまいます。

このような場合には、どのプラグインが原因なのか絞り込んでください。

 

【解決法】プラグインを停止させる

head内に影響を及ぼすようなプラグイン「head cleaner」などが原因でデザインが崩れる場合は、一度停止させて様子を見る必要があります。その後、プラグイン自体が影響しているのか、それとも何かの設定の項目が影響しているか、原因を絞っていきます。

プラグインの設定値を変更して継続使用するのか、それともプラグイン自体を停止させるのか検討しましょう。

 

【解決法】テーマファイルを変更する

プラグインを停止させてもデザインが崩れるような場合には、テーマファイルに何かしらの原因がある可能性があります。特にテーマファイルのバージョンアップ(テーマの更新)の際に起きやすいようです。そのような場合は、過去の正常だったテーマファイルに差し替えることでデザインが元に戻ります。

使用しているテーマによっては、既知のバグが存在している可能性もあるので、必ずテーマファイルを配布している公式ページで情報を確認しましょう。何かしらの情報がアナウンスされているかもしれません。

 

テーマ内のスライダーなどが正常に動かない

テーマが正常に動作しない場合は、以下の原因が考えられます。

  • javascrptが読み込まれていない
  • javascriptタグの重複
  • javascript記述ミス
  • プラグインなどによるコンフリクト(衝突)

スライダーなどが正常に動かない場合は、javascriptに何らかのエラーが発生している可能性があります。特にプラグインはhead内でjavascriptタグが重複していると、コンフリクトを起こして正常に動作しなくなります。

そのような場合には、対象のプラグインを停止させ、コードレベルでjavascriptタグが正常に読み込まれているか確認する必要があります。

 

【解決法】プラグインを停止させる

テーマ内に設定されているスライダーなどが動かないような場合は、プラグインをすべて停止させて様子を見てみる必要があります。これはコンフリクト(衝突)といって、スクリプトタグが二重で読み込まれたりすると、正常に動作しなくなるというものです。

プラグインを停止させて、正常にスライダーが動作するような場合には、使用しているプラグインのどれかが原因です。対象のプラグインの使用を停止させてください。

 

【解決法】javascriptの記述ミス

自分でコードを追加した場合などは、記述ミスの可能性があります。一度、コードを見直してみましょう。必ずどこかに原因があります。

 

記事の公開ができない・反応しない

記事を公開できない場合は、以下の原因が考えられます。

  • データベースに異常が発生している。
  • WordPress本体の不具合(自動保存機能の不具合)。
  • レンタルサーバー側のWAF機能のせい。

WordPressにはログインでき投稿記事一覧も正常に表示されるけど、なぜか「公開」することが出来ない場合は、WordPress本体に何らかの異常が発生している可能性があります。また、レンタルサーバー側のWAF機能(ファイアウォールのような機能)がある場合、それが原因で公開されないこともあります。

このような場合には、データベースに記事のデータが格納されているか確認し、レンタルサーバー側に通信を制御するような項目がないか探してみましょう。

 

【解決法】レンタルサーバーの設定を見直す

レンタルサーバーによっては、独自でファイアウォール(セキュリティ)を設定しているものがあります。ロリポップだと「WAF機能」、エックスサーバーだと「WordPressセキュリティ設定」などがそれに当たります。

もし、記事が公開できない・反応しないなどの場合には、これらの項目が原因である可能性があります。一度、使用しているレンタルサーバーの情報を隅から隅まで目を通してみてください。意外に解決法が見つかるかもしれません。

 

【解決法】WordPress本体を再インストール

WordPress自体に何らかの不具合が発生していることが原因の可能性もあります。大抵のユーザーはWordPressのファイル構成について詳細な知識を持っていないと思います。あちこちのファイルを自分勝手にいじるよりも、WordPress本体を再インストールしたほうが結果として早く問題を修正できるかもしれません。

ただし、必ずフルバックアップを取っておく必要があります。

慎重に検討してください。

 

記事が変更されない・反映されない

記事を更新したのにサイト上で反映されていないような場合には、以下の原因が考えられます。

  • キャッシュ系プラグインが影響している
  • ブラウザ側でキャッシュが残っている
  • cssなどのファイルのタイムスタンプの問題

記事を更新したのに反映されないような場合は、キャッシュ系のプラグインが影響している可能性があります。「WP Fastest Cache」や「WP Super Cache」などサイトのページスピードを上げるのに便利ですが、デメリットもあります。

このような場合には、プラグインを一度停止させるか、サーバー側にあるキャッシュファイルを削除する必要があります。

 

 

【解決法】キャッシュを削除 or 見直す

キャッシュ系のプラグインは非常に便利な存在ですが、不具合も多く発生します。記事が更新されない・反映されないような場合には、まずはキャッシュ系のプラグインを停止させて様子をみてください。

また、ブラウザ側でキャッシュが残っている可能性もあるので、同様に削除しておきましょう。

 

 

【解決法】cssにタイムスタンプをつける

 

スタイルシートなどのcssを変更したにも関わらず、デザインが反映されていないような場合は、ファイルのタイムスタンプが付けられていないからです。<link rel=“stylesheet” type=“text/css” href=“style.css?<?php echo $timestamp ?>>などのように、ファイル名の最後に「?<?php echo $timestamp ?>」を付加することで回避することができます。

ただし、念のため対象ファイルのバックアップを事前に作成しておきましょう。

注意しておきましょう。

 

記事の編集で不具合がでる・文字化けする

記事を編集する過程で不具合が発生する場合は、以下の原因が考えられます。

  • プラグインが影響している
  • 文字コードがおかしい
  • データベース異常
  • wp-db.phpの不具合

記事の編集更新で不具合が出るような場合や、文字化けをする場合などは、データベースに何らかの異常が発生している可能性があります。総じて、WordPress本体のバージョンアップした時にもこれらの不具合が起こりやすくなります。

wp-includes内のpost.phpやwp-db.phpを以前のものに上書きするか、正常な時にバックアップしたデータベースファイルで復旧させる必要があります。非常に高度な作業になる可能性があるので、手順をよく確認した上で対処する必要があります。

WordPress本体をバージョンアップする際には、念のためバックアップをとっておきましょう。

 

記事内の画像が表示されない

記事内の画像が表示されない場合は、以下の原因が考えられます。

  • プラグインが影響している
  • 画像のパスエラー
  • 画像名に日本語を使用している

記事内の画像がサイト上で表示されないような場合には、プラグインが影響している可能性があります。「Lazy Load」や「Autoptimize」などの画像を遅延させたり、圧縮するようなプラグインが主な原因です。

そのような場合には、一度プラグインを無効化して様子を見る必要があります。また、画像のファイル名に日本語を付けている場合も要注意です。

あとは、ドメインを変更したり・サーバーを引っ越したりした時に、画像が表示されない場合も多くあります。記事内の画像のパスをすべて新規ドメイン名に変更する必要があるので、こちらも合わせて注意しておく必要があります。

 

Windows 10でトラブってる? それならこの記事を参照してみよう