「アクセスが全然上がらない」と悩んでいるユーザーさんは多いと思います。何時間も費やして記事を書いたのに、1日10pvもないとか、記事数50を超えたのにアクセスが思うように伸びないといった事は誰もが経験することです。
こういう時ってツライですよね。自分なりにすごく努力しているけど、なかなか結果に繋がらない。「もうやめようかな、でも…」と考えているかもしれません。でもほんのちょっと見方を変えたり、サイトの構成を見つめ直すことで突破口が開ける場合もあります。
今回は「アクセスが全然上がらない時に見直すべき5つのポイント」を記事にしたいと思います。
1.記事を継続して書いているか
一生懸命に記事を書いているのに、なかなかアクセスが集まらない。そんな時って、「もうやりたくないな」とか「別にもういっか…」とか思ってしまいます。それは誰しもがきっと通る道だと思います。月間100万pvぐらいあるブロガーさんだってきっとそうだったんじゃないかなと思います。
きっと多くの人が挫折するであろう原因が「継続」だと思います。難しいですよね。実に難しい。最も単純で簡単なものほど困難なものです。
どんな物事だってそうですが、何かを始める時は最初は「素人」です。ですが、色々な失敗と成功を経験して初めて「経験者」となり、それを超えチャンスを掴んだ人が「成功者」になります。初めての経験でいきなりチャンスを掴む人もいると思いますが、そんな人はほんの一握りの人だと思います。
私はこのサイトを始める時、少なくても3年は何があっても頑張ろうと思いました。1日1記事とはいきませんでしたが、それでも3日に1記事ぐらいをコツコツと積み重ねてきました。今では380記事ぐらいです。
私は継続するには「やりがい」みたいなものが必要だと思っています。それは「ユーザーが増えた」とか「コメントしてもらえた」とか目に見えるものほど、実感が湧きます。アクセスを集めるためには、まずは目標を立てて継続していくことです。
2.サイトを客観的に分析する
これは言わずもがな、自分のサイトの状況を客観的に判断するには分析が必要になります。基本的には以下のようなものです。
- 「Google アナティリクス」:ユーザーの動向やページの分析
- 「Pagespeed Insights」:サイトのページスピード分析
- 「検索順位チェックツールGRC」:ページの順位を分析
まずは、上記のツールを使用して自分のページにどれぐらいのアクセスがあるのか、どれぐらいのユーザーが訪れ、どのページで離脱しているのかを分析してみましょう。分析することで、現在のサイトの構造が適切かどうか分かるようになります。
しかし、Google アナティリクスなどは、高度な専門用語のオンパレードです。パッと見ただけでは何が何やら訳が分からないと思います。ネット上にはGoogleアナティリクスの要点など色々な解説ページが存在しているので、まずは、少しずつ見方を覚えていくことおすすめします。
そうすれば、徐々にGoogle アナティリクスの使い方が分かってくるでしょう。
Google アナティリクスが学べるサイト
見やすいなぁ、分かりやすいなぁと思うサイトです。
3.人にとって有益な情報か
有益な情報がどうかの判断は非常に難しいですが、多くのユーザーが「ためになった」と感じる記事の作り方には共通点がいくつかあると思います。
- ユーザー目線かどうか
- 段落で読みやすく構築されているか
- 文章量はそれなりに多いか
- 訴えかける何かがあるか
- 問題やトラブルを解決できる情報が記載されている
- 図解などで分かりやすい説明がされている
人に何かを伝えようとすれば、文章量はそれなりになると思います。しかし、それだけでは人には上手く伝わりません。隙間なくビッシリした文章を読む気になるでしょうか?豊富な文章量であることは良いことですが、ギッシリ詰まった文章を読む気にはなれません。
文章や行間、段落を上手く使うことが重要です。
また、誰に対して何を訴えたいかを明確にすることも大切です。例えばこの記事だったら、「アクセスが全然上がらない人」に対して、「このポイントを見直してみて」と訴えかける記事です。実に明快ですよね。記事を読んで、「あぁ、こういうことを言いたかったんだね」と読み手が思ってくれないような記事は正直、あまりアクセスは集まりません。
この記事のように、ポイントごとにまとめて番号を付けることで、さらに可読性を上げています。これも有益な情報を構成する一つの要素だと思っています。
しかし、私の当初の記事はかなり「ずさん」でした。アフリエイトのリンクをベタベタ貼り、ただの宣伝記事になっていたのです。そしてある時、こんなコメントが届きました。「宣伝お疲れ様です。広告をベタベタ貼って、気持ち悪い記事ですね。広告を1クリックしておきました。ご満足でしょ?」
これは、そっくりそのままのコメントです。その頃はまだ右も左も分からない中で記事を書いており、心無いコメントをいくつか頂きました。正直、非常にショックでした。「世の中には心無い人がいるな…」と思いましたが、これが後々良いキッカケになりました。
今では良い思い出です。
当時と比べると、最近はグッと記事の質が上がってきました。自分なりの分析で「成果は出ているんだな」と思います。「見やすい記事とは何か」「自分が訴えたいことは何なのか」「その記事は本当にユーザーの為になっているのか」、常に考えながら記事を作っていくことが大切だと思っています。
ぜひ、意識してみてください。
有益な情報とは何か
SEOに関する他の記事です。記事作りのポイントが掴めると思います。
4.サイトの性質と方向性を考える
アクセスがなかなか上がらないような場合には、サイトの方向性を見直してみるのも良いかもしれません。例えば、SEOがテーマのサイトだったとします。SEOに関する記事を書くわけですが、この分野のライバルは非常に強力です。無理とは言いませんが、記事を上位表示させることは難しいと思います。
逆にニッチなテーマだった場合はどうでしょうか。例えば、「一角獣」に関するテーマです。ややオカルトチックなテーマですが、ライバルは少ないかもしれません。しかし、日本で「一角獣」を検索する人がどのぐらいいるでしょうか。いわゆる検索ボリュームと言われるものです。
ニッチな分野はライバルが少ない、しかし検索ボリュームも少ないのでは大きなアクセスは見込めません。ライバルが少なく、かつ検索ボリュームがそこそこ大きいような分野だとベストですが、その分野を見つけるには非常に難しいことだと思います。
もし、100記事書いて1日のアクセスが50に満たないような場合は、一度サイト全体の方向性を見直してみましょう。場合によっては、そのサイトを破棄して、別のテーマで立ち上げることも検討しなければなりません。
私のサイトの場合は「WordPress」「ホームページ」「Photoshop」の3本の柱で運用しています。「自分の好きなことなら続けられるかな」と考えたからです。
今のままで「書き続ける」か、それとも「見直す」か…。決断しなければなりません。
5.試行錯誤はきっと価値を生む
サイトを長期間運用していると、アクセスが落ちた時に迷いが生じると思います。「なぜアクセスが落ちたのか」「記事を一生懸命書いているのに、なぜアクセスが戻らないのか」「ひょっとして何らかのペナルティを受けているのか」など、色々と考えてしまうものです。
私もそうでした。「ひょっとしてテンプレート変えたらどうなるだろうか」とか「タイトルの付け方が悪いのだろうか」と考えたものです。そんな時は誰だって「ああしてみよう」「こうしてみよう」という衝動が湧き上がると思います。
私もテンプレートを何度か変更したせいで、アクセスが戻ったり落ちたり、記事の構成を見直してみたり、何をやっても思うような結果にならなかったことが何度もあります。でもその時、試行錯誤したおかげでサイト運営に対する知識が上がりました。
試行錯誤することは決して悪いことではありません。
時には裏目に出て、失敗するかもしれません。でも、何もせずボーッとしているよりは、原因を追究して色々試したほうが良いと思うのです。現に、私の場合はそれで大きく経験を積みました。皆さんも色々と試行錯誤してみてください。絶対に損はしません。
アクセスが思うように上がらない時は「試行錯誤」して、「行動」してみてください。
きっとその経験は後々、自分の経験となってサイト運営に大きく貢献してくれるはずです。
まとめ
今までの内容をまとめたものです。
- 記事を継続して書いているか。
- サイトを客観的に分析できているか。
- 人にとって有益な記事を書いているか。
- サイトの性質と方向を一度考えてみる。
- 試行錯誤はきっと価値を生む。
アクセスが思うように上がらず、「どうしたらいいんだろうか」と悩んでいる人は多いと思います。苦しいですよね、そんな時って。人は結果が目に見えないと、どんどんモチベーションが低下してしまいます。結局、そのような状態が続くと人は「諦める」訳です。
それは数十記事だけでは厳しいかもしれません。しかし、愚直に記事を積み重ねることでその状態は解消されます。まずは100記事を目安に、サイト運営を続けてみてください。その時に、自らのサイトを振り返り、この5つのポイントを見直してみてください。何かしらの突破口が開けるかもしれません。
「考え」「見直し」「行動(試行錯誤)する」。これで、きっとあなたの成果は上がるはずです。
一緒に記事作りを頑張っていきましょう。