• 2014年10月24日

プログラミング講座 正木小学校 (最終回)

プログラミング講座 正木小学校 (最終回)

プログラミング講座 正木小学校 (最終回) 424 283 パソコン生活サポート Pasonal

さて、今回は正木小学校でのプログラミング講座、最終日です。今まではプログラミング講座でしたが、最終回は「マシュマロ・チャレンジ」のゲームを行いました。

「最後はみんなで楽しもう!」ということです。

 

マシュマロチャレンジとは(別名:パスタタワー)

マシュマロ・チャレンジとはTED Conferenceにて紹介されていたチームビルディングの演習が世界中に広まったゲームのことです。特定の材料を使用し、机の上で出来る限り高いタワーを作るのが目的です。簡単そうで、意外に難しい!使用する材料は以下の通りです。

 

タワーを作成する材料

  • 乾燥パスタ × 20本
  • マスキングテープ × 90cm
  • タコひも × 90cm
  • マシュマロ × 1個
  • ハサミ × 1本

ルール

  • 制限時間は18分
  • チームの人数は3~4人で構成する
  • 計測する時まで自立していること
  • マシュマロは一番上につけること
  • パスタ・テープ・ひもは自由に切っても良い

NGルール

  • テープで足場を固定してはいけない
  • 他のチームと相談しないこと
  • 材料の貸し借りはしないこと

 

どこよりも高いタワーを目指せ!

別にチーム分けをしたわけではありませんが、もともとの席順が男子と女子にわかれていたので、そのままのチームでゲームをすることにしました。どのチームも限られた時間内で懸命に組み立てています。若干、女子のグループの方がチームワークが優れていたかなという印象がありましたね。ゲーム中に何度も「あ~~っ?!」の言葉を聞きました。

どのチームも懸命に組み立てていましたが、限りある材料をどう使ったらよいか悩んでいましたね。

パスタワーの作業風景

こちらも懸命に組み立ててますね!

 

こちらのチームは3本あしのタワー

こちらも懸命に組み立ててますね!

 

立派なタワーだが、マシュマロをのせると・・・

このゲームの難しいところは、チームワークそうですが、一番うえにマシュマロをのせるところです。このマシュマロがまた、とんだくせ者?!軽いようで、そこそこ重いという絶妙な重量なのです。高いタワーを組み立てても、マシュマロをのせると・・・「ポキッ」を崩れる光景もしばしば目にしました。

だけど、制限時間内ならばいくらでも組み立て可能なので、じゃんじゃんトライしていました!
20分という時間は長いようで短い?!

高そうなタワーだけど、果たして・・・

結果は・・・

最終的にタワーが計測できたチームは9チーム中2チームのみでした。それぞれの高さは、「27cm」と「25cm」でした!他のチームは、残念ながら計測できず(0cm)・・・。今回のチームは友達同士ばかりのチームでした。

それでも、「限られた時間内でチームで何かを作る」という行為がいかに難しいかを実感してもらえたと思います。

実際に、チーム内のメンバーが全く見ず知らずの人だった場合は、さらに難しくなるでしょう。
タワーは何センチかな?!

結構、高そう?!

このゲームから得られるもの

実はこのマシュマロ・チャレンジにはこんなデータがあります。「経験豊富な大人よりも、子どもたちの方がより高いタワーを作り出すことができる」というものです。

実に不思議ですよね。

本来なら、経験が多い大人のほうが良い結果が出そうですが、実はこのゲームにおいては結果は逆です。さらに、幼稚園の子供たちのほうが、高いタワーを作ってしまうそうです。統計学的な正確さはともかく、これは非常に興味深い結果です。

原因の一つと思われるのが、「大人ほど綿密に計画してから実行に移すのに対して、子供たちは失敗を恐れずに挑戦する」という違いです。このようなゲームにおいて、「時間も使用できる材料も限られているプロジェクト」の場合には、「挑戦→失敗→フィードバック」というサイクルを何度も繰り返すことが重要であるということが言えます。

大人になればなるほど、失敗を恐れ、何かに挑戦しようとする勇気は少なくなります。しかし、「失敗を恐れず挑戦してみる」という気持ちはとても大切な事なんだなということを再認識しました。会社などのプロジェクトでも、同じことが言えるのではないでしょうか?

今回のゲームは小学校でのレクリエーション的な感覚でしが、それでも、やってよかったなと思います。

(最後にちょっとハプニングがおきて、一部のチームが失格になってしまいましたが・・・。)

たかがゲーム、されど、このゲームにおいて得るものはとてもきいと思います。みなさんも機会があれば、挑戦してみてはいかがでしょうか?