いよいよ恐怖の花粉症の季節がやってきました。憂鬱ですよね。
今回は花粉症のウソ?ホント?をまとめてみました!ご参考にしてください。
花粉症チェック!
花粉症はスギ花粉アレルギーのこと?
植物の花粉全てがアレルギー対象になる可能性があります。日本は、全国の森林の約18%(国土の約12%)をスギ林が占めています。そのため花粉の量も多く、アレルギーになる人が圧倒的に多いことから、花粉症の代表とされています。スギ以外の花粉症は「ヒノキ」「カモガヤ」「ブタクサ」「イネ」など、確認されているだけでも50種類以上あります。
花粉は1年を通して飛散しています。
花粉症は誰もが発症するの?…ホント
体に花粉が入ると、免疫機能が働いて花粉を「敵」とみなします。すると体の中では「抗体」という細胞が作られ、花粉を退治するために準備を整えます。その後、さらに花粉が入ってくると「抗体」は肥満細胞とくっついて化学物質(ヒスタミンなど)を分泌。その刺激で「くしゃみ」や「鼻水」が出て、敵である花粉を体外に排出しようとします。
つまりは花粉症は免疫機能が過剰に反応しておこるアレルギー症状の一つです。
誰もが、花粉症になる可能性があります。
花粉症は日本人特有?…間違い
外国人がマスクをしているイメージなんてないし、花粉症って日本だけ??と思う人が多いかもしれません。実は海外にもある病気です。イタリアやヨーロッパでは「オリーブの花粉症」が多く、アメリカでは「ブタクサの花粉症」が多くみられます。
花粉症の薬であれば何を飲んでもよい…間違い
症状と度合いによって、何を飲むべきか違ってきます。くしゃみや鼻水を抑えるには、「抗ヒスタミン」という薬が効果的です。抗ヒスタミンには、第1世代と第2世代の2種類があり、市販薬に多い第1世代は、「眠気」「喉の渇き」といった副作用が強くでるものもあります。病院の処方薬の主流は第2世代です。これは比較的副作用が出にくいのが特徴です。他には強い症状を抑える「ステロイド薬」など、薬の種類はたくさんあります。大切なのはあなたの体にあった薬を飲むことです。
一度医師の診察を受けてみましょう。
くしゃみや鼻水が出てから薬を飲めばよい…間違い
どんな病気も、早めの治療が肝心。もし花粉症になってしまった場合、症状が比較的軽いうちに治療をスタートすれば、悪化を防ぐことができます。少しでも楽に乗り切る初期治療が効果的です。花粉が飛び始める1~2週間前から薬を飲んで備えることで、ピークの症状を軽く抑える効果が期待できます。ただし、花粉飛散量が多くなると多い年の場合は、症状がひどくなります。
マスク&メガネは効果的である…ホント
専用のマスクメガネを付けると、何もつけていない人と比べて体の中に入る花粉が最大約1/6になります。一般的なメガネとマスクでもOKです。薬の服用ととメガネ、マスクを装着すれば花粉症の症状はかなり防ぐことができます。
スギ花粉でスギ花粉症の治療ができる…ホント
今、「舌下免疫療法」が注目されています。これは、スギ花粉エキスを下に含ませて免疫をつくるという治療法です。痛みもなく、副作用も少ないので、6歳以上のお子さんから高齢者まで容易に受けられると期待されています。近い将来、国から認可されるといわれています。
但し、即効性はなく、持続的に服用することで初めて効果を発揮するものです。
飛散時期には布団を外に干さないほうがよい…ホント
花粉の多い時期は、なるべく屋外に布団を干さず、布団乾燥機などを使うのがおすすめです。どうしても屋外に干す場合は、布団を取り込む前にしっかたたき、よく花粉を落としてから家の中へ入れてください。
掃除機をかければ、さらに花粉を除去できます。
帰宅後は目や鼻を水道水で洗い流すとよい…間違い
飲んでも安全な水道水ですが、100%の滅菌はされません。水道水での鼻や目の洗浄は厳禁です。目の洗浄には人口涙液の目薬がおすすめです。どちらも洗浄のし過ぎは粘膜を傷める可能性があるため、注意して行うようにしてください。
さて、皆さんどうだったでしょうか?
花粉症の人は水道水で目や鼻を洗いがちですが、厳禁です!以前は私もこれをやっていました。花粉症の効果を正しく軽減するためにも、ある程度の知識は必要ですね!