日本ではパソコン市場は年々縮小傾向にあるそうです。とはいえ、世の中からパソコンが消えてなくなるということはありません。むしろ、環境的にはパソコンは私たちの環境には欠かせない存在だと言えます。近年で目立つのは「スマート家電」ですかね。
パソコン+家電で、ユニークな仕組みを実現し、生活の質を高めてくれています。
例えば、インターネットに接続することで、その料理に合わせて自動的にオーブンを設定できたりします。そんななか、最近発売されたちょっと変わったパソコンが人気となっているようです。
今回は、そんなユニークなパソコンを記事にしたいと思います。
m-Stick ってなに?!
マウスコンピューターの、手のひらサイズの小型パソコン「m-Stick(スティック)」が品薄が続く人気ぶりを見せている。昨年12月の発売日に1000台以上用意したが、同社のサイトでは、わずか数秒で売り切れた。量販店でも慢性的な品不足。
予約した人から順番に製品を販売している状況だ。同社は「当初計画の数倍の売れ行き」と話す。長野県飯山市の同社工場では、専用ラインで増産しているが、それでも需要に追い付かない状態だと言う。本体はスティック型。液晶画面やバッテリーは持たないが、基本ソフト(OS)は「ウィンドウズ 8.1」を搭載。
一般的な薄型テレビやパソコン用ディスプレーにあるデジタル専用のHDMI端子に挿せば、大画面の一体型パソコンのように使用できる。m-Stickの本体に内蔵されたUSB端子を使い、別売りの無線キーボードやマウスを接続することが出来る。パソコンならではの特徴を生かし、メールやニュース、ウェブの動画などを今のテレビに映し出せる。消費電力は10ワット未満。
1万9800円というタブレット端末を下回る低価格も注目を集めている。
低価格の小型で高性能な中央演算処理装置(CPU)の登場とウィンドウズ8.1のライセンス料の引き下げが、製品誕生の背景にある。同社は「リビングのテレビをパソコンとして利用することを狙った製品」と位置付けている。
購入者はパソコンの上級者が多く、2台目以降の利用が目立つ。中には帰省の際に持ち帰り、実家のテレビに接続しておいて自宅から遠隔操作し、孫の写真を見せようと画像を送り込む例もあるという。重さは44グラムでポケットに入る。持ち運び、出先のプロジェクターにつないでプレゼンテーションに役立てることも出来る。こうしたスティック型の製品は、他のOSを搭載した製品はあったが、m-Stickは、ウィンドウズを搭載したことで人気が出た。
「2月中に品不足を解消したい」とするが、新たな使い方を提案する新製品の登場は、パソコンの用途を広げ、新商品の企画を模索する大手メーカーに刺激を与えたのは明らかだ。製品は名古屋市中区大須の同社店舗「名古屋ダイレクトショップ」でも展示されている。
中日新聞 経済11版 15面
異例のスマッシュヒット?!
「パソコンだけど、パソコンじゃない」今までテレビと連携するスティックタイプ(Androidなど)のUSBはあったけど、Windowsを搭載したものはなかったのです。テレビとm-Stickを使うことで、パソコンが大画面で出来ることは非常に魅力的ですよね。
考えてみてください!60インチとかの大画面でパソコンを操作できるんですよ?!アイコンとか超デカいんでしょうねぇ~(想像です)。居間でこたつに入りながら、大画面でパソコンしてみたいなぁー。って思います。
今のところ、購入層はパソコンの上級者が多いようですね。メインではなく、セカンドとして使用しているようです。とはいえ、マウスコンピューターは今回、新しいパソコンの形を十分にアピールすることができたのではないでしょうか?
Amazon等ではマウスコンピュータ Windows 8.1 with Bing搭載スティック型PC MSNH1などの名称で販売されているようです。気になる人は一度のぞいてみるといいかもしれませんネ!現在は品薄状態が続いていますが、機会があれば、是非とも購入してみたいですね!