• 2015年1月19日

日本の嫌韓と韓国の反日はどこへ向かうのか?今を読み解く

日本の嫌韓と韓国の反日はどこへ向かうのか?今を読み解く

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日本と間隔は今年、国交正常化50年を迎えます。現政権では首脳会談も実現せず関係は冷却したままですが、歴史を踏まえて課題を考えてみます。韓国は歴史認識で批判を強め、日本側は繰り返される謝罪要求にいら立ち、書店には韓国人の民族性にまで立ち入ってバッシングする嫌韓本が並んでいます。

韓流ブームといわれた数年前とはまったく異なる風景です。

対立の根源には、両国民の世代交代と国際環境の変換があるのではないか。

 

世代交代と中国の存在

20年ほど前まで両国といも政財界の指導者層は日本語が通じ、戦前の記憶を共有していました。対立しても、最後はトップ同士が着地点をみつけました。現在はインターネットを通じて日韓の世論が直接ぶつかり、安易な政治決着を許さない時代になっています。

中国の存在は、日韓関係にも変質を迫ります。中韓には日韓よりも多額の貿易、経済協力があり、北朝鮮への影響力を考えれば、中韓の接近もやむを得ないとも言えます。

しかし、尖閣諸島問題など中国とのあつれきを抱える日本側は内心穏やかではありません。それでも、個別の事案を見れば日韓は深刻な緊張状態には至っていません。日本人の韓国観光は減っていますが、企業の取引や技術協力、自治体や市民団体の交流は今も活発です。

最も厳しい対立点はやはり植民地支配の歴史認識、中でも元従軍慰安婦の問題でしょう。戦後70年、避けては通れない課題です。韓国世宗大、朴教授の日本語版「帝国の慰安婦、植民地支配と記憶の闘い」を紹介したい。

日本帝国主義によって、植民地の韓国人女性が、やはり帝国により動員された日本人兵士たちとともに移動する姿が描かれます。女性たちを集めた業者には韓国人も多かった事実にも踏み込み、死の恐怖に襲われた兵士と慰安婦の間に、

時には家族のような感情さえ生まれたという証言まで引き出しています。さらに慰安婦とは、日本がまず自国の女性に強要し、植民地の女性はその代替にされたと指摘して、帝国主義下の女性問題としてとらえるべきだと主張します。

朴教授は河野談話やアジア女性基金、韓国の市民団体の評価まで論じています。元慰安婦たちの古い記憶をよみがえらせ、戦後間もないことの日本の文献も読み込み、もう80代後半になった被害者女性の過酷な人生に、もう一度、向き合わねばならないと教えられる一冊です。

 

経済協力に再評価を

日韓は戦後、新しい歴史を歩み始めます。1965年、国交正常化に伴う協定で、韓国は日本から有償2億ドル、無償3億ドルを供与しました。それらは高速道路や製鉄所などインフラ整備に活用し、経済発展の基礎にしました。

韓国の学校では日本からの資金について教えていないので、国民の記憶には残っていません。経済協力で韓国の食生活まで変えた事例もありました。日本で開発、製品化されたインスタントラーメンは、韓国に伝わって国民食になります。

63年韓国三洋食品の全社長は貧しい食料事情を改善したいと、明星食品に協力を依頼しました。明星の奥井社長は秘伝のスープも含めて製造技術すべてを無償で提供したのです。「朝鮮戦争はお国に取り返しのつかない爪痕を残しました。ところが、朝鮮特需のおかげで苦しい経済状況から抜け出すことができたんです。恩返しの意味でも、このくらいのことはしなくては」

確かに、朝鮮半島を分断する戦争による特需で、日本の復興は一気に加速しました。当時の企業には負い目があり、韓国を支援する同期になったとみられますが、その記憶も日本国民から消えつつあります。

日韓の歴史をもう一度丁寧に検証すれば、相互理解が深まるのではないか。「反日と嫌韓」を止めるためにも、歴史と向き合う努力が欠かせません。

中日新聞より引用

 

日韓はどこに向かうのか

嫌韓本が書店にならぶのはよくないと言うけれど、それは「時代の流れなのではないだろうか」と思います。少し前の記事に書店に嫌韓本が並んでいる光景をみた書店の店員さんたちの思いがこう書いてありました。「嫌韓本が本棚に並ぶこの状況を何とかしよう」と立ち上がったという記事をどこかで目にしました。

でもそれって、本当に正しいことなのかな・・・?

本の内容をみて、「これは良い」「これはダメだ」とするのであれば、それは本の検閲にならないのだろうか?もちろん、本を書店に置く・置かないの判断は書店側にあると思いますが、特定の本をターゲットにした選別は、

民主主義の根幹を脅かしかねない危険な行動なのではないかと思います。慰安婦問題にしても、日韓で考え方の溝がすごくあるような気がします。韓国政府は慰安婦問題を解決するように世界中で日本に対して要求を突き付けています。

ですが、今の韓国政府の行動を不愉快だと感じている日本人の人は大勢いるのではないでしょうか?本当に解決する気があるのであれば、韓国政府は話し合いに応じるべきだと思います。でも、韓国政府は話し合いをしようとせず、一方的に自分の要求を突き付けるのみに終始しています。

日本政府側が「とりあえず席につきましょう」と言っても、「私たちの要求を聞け!」では話し合いにならないと思います。ましてや、アメリカなどの世界各地で「慰安婦像を乱立して、日本側に圧力をかけてやる!」とばかりに、暴走している。

知韓派の良心的日本人でさえも、おのずと韓国から離れていくだろうと思います・・・。韓国政府はしきりに、「慰安婦のおばあさんはもう高齢だ。時間がない」と言います。ならば、なおさら話し合いのテーブルにつくべきだと思います。

歴史的な経緯では、河野談話が発表された時点で、韓国政府はこの問題を政治目的には使わない(蒸し返さない)と両政府で合意したはずです。しかし、その約束は韓国の政権が変わったら、ものの見事に打ち砕かれました。

「ここで慰安婦問題を謝罪しても、また同じことの繰り返しになるのではないか?」

「今度も、韓国政府が約束を守らないのではないだろうか?」

という疑念が日本中に渦巻いている今、もはや日本国民は完全な不信感に覆われていると思います。でも韓国はプライドが高いので、おそらく韓国政府の側からはテーブルに着こうとしないでしょう。

パククネ大統領の支持率が落ち、残りの任期も少なくなる中、韓国政府はどのような行動にでるのでしょうか・・・?

日韓関係は、ますます泥沼に落ちていくような気がします。