• 2015年4月16日

Illustrator レトロなロゴ

Illustrator レトロなロゴ

Illustrator レトロなロゴ 424 283 パソコン生活サポート Pasonal

久々の天気となった今日の岐阜。しばらく雨だったので、洗濯ものも早く乾きそうです。さて、そんなこんなで第17弾は「レトロなロゴ」を勉強したいと思います。ビンテージっぽいロゴと幻想的な背景を組み合わせて、レトロちっくな雰囲気を演出しています。

基本的な動作だけで簡単に作成できます。

毎度のことながら、「小さなテクニックからコツコツと」をモットーに進めていきます。今回はtuts(英語)のサイトを参考にいたしました!

分かりやすく解説しているので、初心者の方も安心して勉強できます。

 

環境

OS Windows 7 64bit
制作時間 20分程度
ステップ数 9ステップ
対応バージョン CS5 / CS6 / CC
使用フォント Lobster / Playfair Display
参考サイト tuts
難易度 評価3

 

使用している参考書

初心者の方は、真似して作ろうと思っても、なかなか難しいものです。

下記の参考書は私が仕事上でも使用しているものです。

 

Illustrator CS5 逆引きデザイン事典 PLUS

「逆引き」と名前が付いていることから、~する方法がわからないと言った時に非常に役に立ちます。各ページもカラフルで読みやすく、見やすいのが特徴的です。ページ数が多いので、色々調べたいことが出てきた場合に、良く利用しています。

初級者の方ならこちらの逆引き辞典がお勧めです。

逆に中級者以上の人なら、下記で紹介している「10年つかえる逆引き手帖」を利用しましょう。

 

Illustrator 10年使える逆引き手帖【CC/CS6/CS5 対応】【Mac OS X & Windows 対応】 (ああしたい。こうしたい。)

言わずと知れた逆手引きの参考書です。

ステップbyステップ形式ではなく、分からない操作等をちょこちょこ調べるために使用しています。使用頻度は低いですが、いざという時にためになる辞書のような存在です。中級者以上のかたなら、とても勉強になる本だと思います。

初級者の方は、基本的な操作がわかってないと、ちょっと苦しいかもしれません。

 

Photoshop+Illustrator Design Technique

この参考書は操作の基礎知識が書かれているのではなく、「作品の作りかた」を紹介している本です。内容も面白く「これ作りたい!!」と思わせるような作品とチュートリアルが記載されています。全編カラーで非常に読みやすく、画像も多用されているため、非常にお得感満載です!ですが、Illustratorだけではなく、Photoshopも使用しているため注意が必要です。

PhotoshopとIllustratorの連携を学びたいのであれば、お勧めの参考書でしょう。初級者にはちょっと難しい内容かもしれません。中級者以上であれば、間違いなく連携のテクニックが身に付きます。

気になる方は、是非一度手に取ってみてください。

 

Illustratorの基本ルール -プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック-【CS5/CS4/CS3/CS2/CS 対応】 (デザインラボ)

かなり大きな参考書ですが、内容は分かりやすいです!

前半は「操作系の基礎知識」、後半は「デザインの実践」といった感じなので、初心者でも安心です。例えば、後半の「デザインの実践」では、「立体キャラクタ」や「3D機能を使用したデザイン」等が記載されています。

また、全編カラーなので、非常に見やすいのも特徴です。

基本的な操作から、その応用までをステップアップ形式で学ぶことができます。

 

Illustrator Design Manual テクスチャ&テキストエフェクト

全編カラーで非常に見やすく、なおかつチュートリアルも非常に分かりやすいです。

初級レベルのものから、やや難しいものまで、幅広く網羅しているので、練習にはうってつけでしょう。この本でテクニックを少しずつ身に付けていけば、必ずレベルアップできます。

かなりお勧めの本です。

 

Illustrator講座  レトロなロゴ チュートリアル

「学ぶ=真似ぶ」をモットーに勉強も兼ねて解説しています。各STEPに分けて、なるべく分かりやく説明しています。

今回は「スポットライト風テキストエフェクト」を作成していきます。

 

STEP1 サークルの描画

次の手順で作成します。

  1. 新規作成からキャンバスのサイズ「800px x 600px」で作成
  2. 次に、「300px x 300px」の楕円形ツールを描画します。(ダブルクリックで作成)
  3. 上部メニュー「オブジェクト > 変形 > 拡大・縮小」でコピーします

拡大・縮小率: 90%

レトロ ロゴ サークルの描画

 

STEP2 さらに内側にサークルを描画

内側のサークルを選択し、「オブジェクト > 変形 > 拡大・縮小」でコピーします。

拡大・縮小率: 95%

レトロ ロゴ 内側にサークルを描画

 

STEP3 複合パスの作成

  1. 外側のサークル1と2を選択し、複合パスを作成する
  2. 塗りを黒色に変更

レトロ ロゴ 複合パス

 

STEP4 外側のスターを作成

  1. 一番内側のサークルを選択し、「オブジェクト > 変形 > 拡大・縮小(下記の※1参照)」でコピー
  2. 続けて、「効果 > パスの変形 > ジグザグ(下記の※2参照)」を適用。
  3. アピアランスの分割
  4. 「効果 > スタイライズ > 角を丸くする(下記の※3参照)」を適用。
  5. アピアランスの分割
  6. 塗りを「薄い灰色」に変更する
  7. 最背面へ移動する
  • (※1)拡大・縮小率:140%
  • (※2)ジグザグ:「大きさ:15px / 折り返し:10px / ポイント:直線的に」
  • (※3)半径:15px

レトロ ロゴ スター型

 

STEP5 大きな白いリングを作成

  1. 一番内側のサークルを選択し、「オブジェクト > 変形 > 拡大・縮小(下記参照)」でコピーする
  2. 塗りを白色(線なし)に変更
  3. STEP4で作成したスターの一つ上に移動させる(背面を何度か適用する ← 右クリック > 重ね順 から選択)
  4. STEP4とSTEP5で作成したオブジェクトを選択し、パスファインダー「前面オブジェクトで型抜き」を選択する。

拡大・縮小率: 123%

レトロ ロゴ 白い大きなリング

 

STEP6 リングの追加と調整

  1. 一番内側のサークルを選択し、「オブジェクト > 変形 > 拡大・縮小(下記※1参照)」でコピー
  2. 「効果 > パスの変形 > ジグザグ(下記※2参照)」を適用
  3. 一つ外側のサークルの線の太さ(下記※3参照)を変更
  • (※1)拡大・縮小率:95%
  • (※2)ジグザグ:「大きさ:2px / 折り返し:30 / ポイント:滑らかに」
  • (※3)線:太さ:4pt / 外側に設定

レトロ ロゴ リングの追加と調整

 

STEP7 テキストを挿入

LobsterPlayfair Displayのフォントを使用し、テキストを挿入します。

大きさは円の中に収まっていればOKです。

レトロ ロゴ テキストの挿入

 

STEP8 星の挿入と中央整列

  1. スターツールを使用し、下記の※1を参照して描画する
  2. 「オブジェクト > 変形 > 移動(下記の※2)」を適用
  3. 上記をもう一度繰り返す
  4. 3つの星をまとめて選択し、グループ化する
  5. 上記のグループ化した星を「Ctrl + V」でコピーし、「Ctrl + Shift + V」で複製し、1829のテキストの上に配置
  6. すべてのオブジェクトを選択し、中央に整列させます
  • (※1):「第1半径:7px 第2半径:4px 点の数:5」
  • (※2):「移動距離:20px 角度:0」

レトロ ロゴ 中央に整列

 

完成 仕上げ

  1. 背景画像(風景的なもの※3)を挿入し、「効果 > ぼかし > ぼかし(ガウス) ※1を参照」を適用する。
  2. 全てのオブジェクトの色を「R:163 B:163 G:163」に変更(塗りと線を分けて選択していく)する。
  3. 描画モードを「スクリーン」に変更します。
  4. 背景画像とレトロなロゴの大きさを調整して、完了です。
  • (※1):「ぼかし:30px」
  • (※2):「移動距離:20px 角度:0」
  • (※3):背景に使用する画像は風景画ならなんでもOKです

レトロ ロゴ 完成

 

今回使用した背景素材

最後のステップで使用した背景素材です。

炎 背景素材

 

総評

比較的単純な操作だけでレトロなロゴを作成することができます。ちょっとやっかいなのは、サークルをいくつも拡大・縮小してコピーする所です。ややこやしいので、順を追って進める必要があります。ステップ数も少ないので、初級者でも大丈夫です。

背景にぼかしを入れることで、より雰囲気のあるロゴに仕上がります。

是非、お試しください。