エクセルかぁ。
エクセルは業務以外ではあまり使わない人が多いかもしれませんね。以前はプライベートでは家計簿などに利用していましたが、最近はアプリケーションが充実しすぎてエクセルの価値が相対的に落ちたような気がします。
とはいえ、会社の事務では利用しているところが多いのでまだまだ必要なのでしょう。
さて、今回は「エクセルやるならコレ重要! 基礎編2 – 参照をマスターだっ!」になります。
エクセルの基礎を押さえつつ、数式や参照、テーブルなどを学んでいきましょう。
まえがき
オフィスのバージョンアップ必要?
今2016年使ってるけど、う~んって感じ。
そのままの間隔で使えることは使えるんだけど、挙動がちょっとおかしいかな。
まぁ、ワード・エクセル・パワポの最新バージョンが月1,000円で使い放題だけど・・・。
以前のバージョンを使慣れてる人はそのままのほうがいいかも。
マイクロソフトにお金を貢ぎたい人は検討もアリ。
■基礎編で学ぶ操作
エクセルやるならコレ重要! 基礎編2 – 参照をマスターだっ! は、初心者でも安心して読むことができます。たぶん。
- 数式のテクニック
- 絶対参照と相対参照のテクニック
■サンプルデータ
この記事ではサンプルデータを提供しています。
サンプルデータを試しながら進んでいけば、理解力も高まるでしょう。
たぶん。
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■数式のテクニック
エクセルをやる以上、数式は避けては通れない。
とはいっても、ちょっとしたコツを覚えれば何も難しいことはない。
ルールを掴むことが大切。
■式を学ぶ
まず覚えなければならないのは、式の先頭には必ず[ = ](イコール / 半角)が必要になるという点。
これは数値を計算する時でも、文字列を連結する時でも、関数を使う時でも、同じ。
小学校の時の算数と一緒。
だけど、気をつけなきゃいけないことは、「かける」と「割る」の場合。
かけるは[ * ](アスタリスク)、割るは[ / ](スラッシュ)なので、覚えておこう。
本当は比較演算子と呼ばれるものもあるけど、ややこやしくなるのでそれは後ほど。
算術演算子 | 例 |
---|---|
足す | =A1 + B1 |
引く | =A1 – B1 |
かける | =A1 * B1 |
割る | =A1 / B1 |
■文字列は足せるのか
正解はYES。
エクセルでは足すことができるのは数値だけではない。厳密に言うと、「数値は足せる」「文字は連結できる」と言える。
文字列を連結してどうするんだよ?
と、思うかもしれないけど、これが業務では結構必要だったりするんだよね。
文字列を連結する場合はちょっと特殊な記号が必要。
[ & ](アンパーサント / 半角)でセル同士を連結するよ。
ほんとは関数を使ったほうがいいけど、まずは基本から。
連結演算子 | 例 |
---|---|
連結 | = A1& B1 |
■相対参照と絶対参照と複合参照のテクニック
さてさて、やってきました相対参照・絶対参照・複合参照。
エクセルをはじめて、間もない人はちょっと戸惑うかもしれません。
まずは、この違いを理解する必要があります。
なるべく分かりやすく解説するよ。
■相対参照とは「ソックリそのまま動くこと」
相対参照を簡単に言うと、「あなたの動きに合わせて臨機応変に動くよ!」ということです。
下記の画像の例では、A1、A2、A3にそれぞれ「子猫・イヌ・鳥」が入っています。そして、C3のセルに[ =A1 ]の数式が入っています。
つまりは、C3はA1の「子猫」を参照しています。だから、C3には「子猫」の文字列が反映されているワケであります。
この状態でC3のセルを下方向に引っ張ると・・・、参照されているA1も同様に下方向に移動!
まるで、こちらの動きに合わせるかのように動いてくれる訳です。
これが相対参照です。
どう?何となくイメージできた?
分からなければ下記の画像を見てみて。
■絶対参照とは「絶対動かないからねっ!」
エクセルにおける絶対参照とは、「セルを固定してその場所から絶対動かない」ことである。
なぜセルを固定する必要があるのか。
例えば以下のような場合。
D3のベース金額に、それぞれの番号に対応する金額を足していく計算。
一つ目の結果は、D3+E6=¥1,100になっている。
この計算結果をオートフィルを使って下方向にコピーしたときに、セルの値を次のように変化させたい。
- D3+E6=結果
- D3+E7=結果
- D3+E8=結果
- D3+E9=結果
見て分かると思うけど、D3(ベース金額のセル)は変化せず、足す側のセルだけが変化しているよね?
つまり、D3(セル固定)+E〇(行番号変化)=結果となる。
でも、試してみると分かると思うけど、このままじゃ思うような結果にならないんだ。
なぜなら、下方向にオートフィルさせると、ベースの金額まで動いてしまう。
これだと正しく計算されないよね。
■絶対参照とはセル(行と列)を固定化すること
そこでこのような場合、オートフィルでも変化しないように、ベースの金額を固定しておく必要がある。
下記の画像を見てみよう。
$D$3というように、列番号と行番号の先頭に[ $(ドルマーク) ]が付与されている。
実はこの記号を付けることによって、セルを固定させることが出来るようになっている。
これが絶対参照の考え方。
簡単にいうと「列も行も固定(動かなくする)」するよ、という意味。
業務などで使用する際にも役に立つから、覚えておいて損はないよ!
■複合参照とは、「どちらか一方向のみに動くよ」
絶対参照が理解できれば、複合参照はかんたん。
絶対参照では「列も行も固定(動かなくする)」するよ、という意味でしだったよね?
複合参照では「一方向のみに動くよ!」ことです。
■複合参照とは、一定方向のセルを参照すること
例えば・・・
- $D6 → D列のみを固定させ、行は自由に移動できる。
- D$6 → 行のみを固定させ、列は自由に移動できる。
上記の表現の「自由に移動できる」というのがポイント。別の表現をすると、「動きに応じて参照するセルの位置も変わる」とも言えます。
下記の画像を見てみると、分かりやすくなるかなと思います。
どこに[ $(ドルマーク) ]を付けるかによって動きが変わるため、複合参照を使い慣れるにはちょっと練習が必要だけどね。
ここままでだいたい絶対参照と複合参照が何となく分かってきたと思う。
■絶対参照と相対参照を簡単にまとめると
- 絶対参照は「どんなことがあっても絶対に動かないからね!」
- 複合参照は「まぁ、ある程度は動くけどさぁ、一方向のみね。」
- 相対参照は「臨機応変に動くよ!」
以上。
■絶対参照、複合参照、相対参照をより詳しく学ぶ
より詳細に学ぶため、いくつか問題を作ってみました。
暇なときはどーぞ。
サンプルデータは下記からダウンロード。
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▶問題1 絶対参照でコピーする場合どれになる?
▶問題2 絶対参照でコピーする場合どれになる?
▶問題3 複合参照でコピーした場合どれになる?
▶問題4 複合参照でコピーした場合どれになる?
▶問題5 数式はどれになる?
▶問題6 数式はどれになる?
■答え
- 「2」
- 「3」
- 「3」
- 「1」
- 「1」
- 「2」
動きはサンプルファイルでお試しください。
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