• 2014年11月5日

卵を守れ?! 中学生の挑戦!

卵を守れ?! 中学生の挑戦!

卵を守れ?! 中学生の挑戦! 424 283 パソコン生活サポート Pasonal

現在日本では様々なコンテストが開催されています。

「種飛ばしコンテスト」「穴掘りコンテスト」などなど、実にユニークで面白いものばかりです。なかには国内外のテレビで紹介された有名なものもあると思います。Pasonalでも先月、「マシュマロ・チャレンジ」を岐阜県羽島市の正木小学校で行わせていただきました。

今回は、富山市の月岡中学校で「eガードコンテスト」という面白い取り組みが行われたので少し紹介したいと思います。

月岡中学校

 

「eガードコンテスト」とは

舞台は富山県の月岡中学校という場所です。記事によると、去年から月岡中学校が富山高等専門学校と連携し、このような授業を行っているとのこと。コンテストの課題は、「卵を守るアイデアをチームで実現すること」だそうです。

eガードコンテスト

 

コンテストのルール

  1. 2.5メートルの高さから卵を落としても割れない入れ物を作る。
  2. 材料は「テープ」「生卵」「段ボール」のみ。

富山高等専門学校の講師の先生のアドバイスは2つ。「床に落ちたときの衝撃を和らげる」「もう1つは落下のスピードをなるべく落とす」多くのチームが工夫したのが衝突のダメージを吸収することです。

「バネを入れる派」「このバネを筒状にしたものの中に入れて衝撃を吸収するみたいな感じです」ダンボール製のバネを取り付けて衝撃を和らげる作戦ですね。お、こちらはもしかして・・・「鳥の巣のようにする」「鳥からヒントをもらいました」「野性の力を」

親鳥が卵を守る巣にあやかろうというわけ。

一方、落下速度を落とすことに注目したチームも。「パラシュートです」ふわふわと落下してそーっと着地しようという狙い。発想も形もそれぞれ違う、十人十色の入れ物が出来上がりました。

さあ、いよいよ本番!みんなのアイデアは卵を守ることができるのか?

KNB Webより引用

 

実践的な理科の授業

富山県には学生時代住んでいたことがあります。まぁ、それはさておき、こういった授業は非常にユニークだと思います。大抵、理科の授業といえば、退屈な実験とひたすら暗記というイメージしかありません。この「eガードコンテスト」は実践的かつ、楽しみながら学べるという点で大変興味深い活動です。

ちなみに「e=egg(エッグ)」の略です。

何より難しいのは「チームワーク」と「限られた材料と時間」という点です。これはマシュマロ・チャレンジとの共通点だと思います。限られた時間内・材料を使用して、チームで何かを作ることは想像以上に難しいことです。

まず、誰がリーダーかでもめる、意見の対立、真面目な子とふざけてやる子とのギャップなど、懸念材料がたくさん。それに、こいった形でのチームワークは中学ではほとんど体験したことがないでしょう。当然、始めのての事だとなおさら失敗する確立は高くなります。

それでも、中学生の子たちにとっては良い経験となるでしょう。成功から学べることより、失敗(フィードバック)から学べることの方が多いからです。この先、就職活動塔でグループワークなんていくらでもあります。

名前も知らない、その場で偶然一緒の席に座った人とチームを組んで、短い時間内で結果を出さなければなりません。特に日本人は「グループワーク」や「自己主張」がどうしても苦手な人が多いので、こういった取り組みは非常にためになります。また、チームを組んで実践することで、チームワークも学べるし、一石二鳥ですね。

今回この「eガードコンテスト」のことを初めてしりましたが、時間があれば、実践してみたいと思います。

今日はとりいそぎここまで。