• 2015年4月22日

首相官邸 ドローン を発見 新たなテロの幕開けか?

首相官邸 ドローン を発見 新たなテロの幕開けか?

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岐阜は久々の天気模様となりました。ですが、風がものすごく強いですね。強風並みなので、洗濯物が飛ばされそうな勢いです。さて、今回は「首相官邸 ドローンが落下」という危ないニュースを考えたいと思います。


 

首相官邸にドローンが落下

22日午前10時半ごろ、東京都千代田区の首相官邸の屋上に小型無人飛行機「ドローン」が落ちているのを官邸職員が発見し、警視庁麹町署に通報した。同署によると、ドローンは直径約50センチで、四つのプロペラや小型カメラが付いていたほか、発炎筒のようなものや液体の入ったペットボトルのような容器(高さ10センチ、直径3センチ)が取り付けられていた。

けが人はなかった。

同署は威力業務妨害容疑などを視野に、詳しい状況を調べている。安倍晋三首相はインドネシアを訪問中で不在だった。捜査関係者によると、ドローンの機体には放射能を示すマークがあった。だが検査では、機体から放射性物質は検出されなかった。

政府高官は22日、「被害はない。鑑識で調べているが、危険性は今のところ確認されていない」と述べた。テロの可能性については「分からない」とした。

ドローンを巡っては、今年1月に米ホワイトハウスの敷地内に墜落するなど国内外でトラブルが報告されている。

【松本惇、山崎征克】

引用:毎日新聞

首相官邸に ドローン攻撃

 

ドローンって何?

ドローン 空の産業革命」の記事でも紹介しましたが、ドローンとは遠隔操作で飛ぶ飛行機のことです。そもそもは米軍が開発したものであり、それを民間の会社が商業目的で利用しているのが現状です。ドローンには、GPS技術や小型カメラ等も搭載されており、近年ますます性能が向上しています。

アメリカによると、消費者向けのドローン市場は年々増えており、今年は全世界155億円規模の市場となるようです。

ドローン

 

利便性と危険性

近年では目覚ましいITの進歩と共に、さまざまな技術が軍事・商業問わず使われています。身近では、バーチャル3D空間などがあり、それを利用したエンターテインメントも非常に多くなっています。よくあるのが、ビルなどの外壁に映像を投影して、立体さながらの演出を魅せたりするものです。

上記のようにエンターテインメントとして利用する分には問題ないのですが、そうでない場合もあります。

それは、今流行している「LINE」にも関係しています。LINEは便利ですよね。チャット感覚で気軽に相手に連絡することができます。ですが、数多くの問題があるのもまた事実でしょう。LINEによる「仲間外れ」「人間関係のトラブル」「いじめ」「詐欺」など、恐ろしい一面もあるわけです。

つまりは、「利便性」と「危険性」は表裏一体なのです。

そして、この「ドローン」の問題が起こりました。ドローンは空の産業革命と言われています。アメリカの大手通販会社の「Amazon」がどのドローンを利用した空輸を考えているほどです。今後、このドローンがどの程度まで発展するのかは未知数です。しかし、この事件が起きるまでは、このドローンが犯罪に使われたというニュースがありませんでした・・・。

今後、このドローンをめぐり「新たな法規制」が出来る事は、ほぼ間違いないでしょう。このドローンをめぐる今回の騒動は、世界情勢にも少なからず関わっています。

それを少しずつ理解することで、この騒動の本質が見えてくるでしょう。

 

混沌とした世界情勢

今、世界情勢は非常に混沌しています。戦後現在に至るまで、この地球は常任理事国である「5ヶ国」が支配(管理)してきました。「アメリカ」「ロシア」「フランス」「イギリス」「中国」の5ヶ国です。言わばこの常任理事国は「拒否権」というのを持っており、国際情勢をある程度支配してきました。

しかし、今その常任理事国の体制はもはや限界に近づきつつあります。

中国による「チベット侵攻、深刻な人権侵害・弾圧、南沙諸島による力による現状変更」ロシアによる「クリミア侵攻」常任理事国とは本来、世界秩序を守る役目があるはずの国です。その常任理事国である2ヶ国が、自ら世界秩序を破壊し始めたのです。しかも、拒否権を持っているため、他の非常任理事国の国々は彼らにNOを突き付ける事すら出来ません。

そして、最近記憶に新しいIS(テロリスト)の問題です。日本人2名が人質になり、無残な結果となりました。日本中がこの結末に衝撃を受けたと思います。テロリストはありとあらゆる手段で、私たちを攻撃してきます。長年、戦いとは無縁な生活を送ってきた日本人も、もはや他人事では済まされません。

すでにISは日本国または日本人をターゲットにすると明確に宣言しているからです。

そこで、この「ドローン」の問題が浮上してきます。

ドローン 攻撃の手段

 

新たな攻撃の手段

今回この「ドローン」のニュースを見たとき、「危惧していた問題がとうとう起きたな」と思いました。このドローンが新たなテロ攻撃の手段になりうると思っていたからです。今回の事件がどのような意図で使用されたかは分かりません。

ですが、「ペットボトル」「発煙筒」が搭載されていたことから、単なる「事故」ではなく、「攻撃(テロ)」と見るべきでしょう。従来、テロというと、地下鉄や大勢のショッピングモールなどに爆弾を仕掛けて、爆発させるというイメージがあります。

しかし、ドローンを使えば、爆薬を搭載して上空から攻撃することもできるというわけです。私はこの事態はただ単なる事件ではなく、非常に恐ろしい事態を招くと思います。

その気になれば、上空からいつでも爆薬を搭載したドローンを落とすことができるわけです。ミサイルより安価で、しかも個人でも簡単に操作できる・・・。これが新たなテロの幕開けにならない事を祈りたいですが、もはや時間の問題でしょう。

そう考えると、正直言って防ぎようがありません。

家に鍵を掛けようが、防犯カメラを設置しようが、どうにもならないからです。新たなテロの脅威は私たちの生活のすぐそこまで忍び寄っています。私たちはこの事態にどう備えればいいのでしょうか?

新たな法整備・対策が急がれます。