• 2013年8月31日

twitter バカッター と呼ばれる人たち。その原因を考えてみる。

twitter バカッター と呼ばれる人たち。その原因を考えてみる。

twitter バカッター と呼ばれる人たち。その原因を考えてみる。 700 433 パソコン生活サポート Pasonal

twitter バカッターと呼ばれる人たち。

今は Twitter (ツイッター)ではなく、バカな写真を投稿する人のことを「バカッター」と言うらしい。筆者は前日ある記事に目が止まった。タイトルはこうだ「バカッターで人生を詰んだ若者たち」とまぁ、なんとも考えさせられるタイトルだ。

Twiteer が流行りだしたのはそんなに昔でもない気がします。2009~2010年頃だったかなぁ。すでにもう3年以上は経過したわけだが、その Twitter が今や「人生を詰むほどの影響力のある道具」になっているようだ。

 

 

続々損害賠償請求に踏み切る企業が…

この夏、「バカッター」騒動が各地で相次いだ。さすがに夏休みが終われば、多少は沈静化するだろう――とはITジャーナリストの井上トシユキさんの見立てだが、騒動を起こした当人たちにとってはむしろこれからが「針のむしろ」。企業からの重いペナルティーが待っている。

ステーキレストラン「ブロンコビリー」が元従業員に損害賠償を求める方針を示したことが話題を呼んだが、これに限らず多くの「被害企業」が、「犯人」たちを厳しく追及する姿勢を見せる。

 

 

ステーキ店閉店で多額の損害賠償が…

最近相次ぐツイッターでの“悪ふざけ暴露”騒動のなかで、最も衝撃的だったのは、東京・足立区のステーキハウス『ブロンコビリー』での一件だろう。店側は、悪ふざけをした元アルバイト従業員に損害賠償請求を検討中。その額は、「最高で2000万円程度の請求が可能ではないか」(民事裁判に詳しい弁護士)という。

問題のアルバイト従業員・Aくんはバイト中の8月5日22時53分、ツイッターで<バイトなう 残り10分>と、つぶやいた。そして、そこにはキッチンの大型冷凍庫に入りこみ、顔だけ外に出しているAくんの写真も添えられていた。

今年8月はすでに悪ふざけ投稿が社会問題となっていたため、Aくんのツイッターはすぐに炎上し、プロフィール情報や過去のつぶやきからAくんの素性とバイト先がすぐに特定された。そして、Aくんの投稿した写真は、<【拡散希望】!ブロンコビリーでバイトしている●●専門学校保育科の●●君がお店の冷蔵庫に入って遊んでるよ!!最近あれだけニュースで騒がれてるのに学習能力ゼロだね!!こんな奴に保育されたくないよね!!>という文面とともに、瞬く間にネット上に広まった。Aくんが投稿してからわずか1時間足らずの出来事だ。

自分がその騒動の中心になっていることに気づいたAくんは、ここで致命的な失敗を重ねた・・・

運営会社はAくんに事実確認をすると、すぐさま店舗の休業とAくんの解雇を発表。その日の全国紙の夕刊には、すでにこの記事が掲載された。同店は、冷凍庫の消毒作業をして、翌7日に再開する予定だったが、Aくんの火に油を注いだ発言によって、炎上の勢いは止まらず、店側に批判の声が相次いだ。

「会社としてどんな指導をしているのか」 「解雇だけでは生ぬるい。もっとAくんに厳しい処分をしろ」こういった声を受けて12日、同店の閉店が決まった。その結果、Aくん以外の同店のアルバイト22人も職を失うことになった。はたしてそこまでやる必要があったのか。閉店の理由を、前出の広報担当者がこう説明する。

「食の安心安全はごく基本的なことです。消毒をして営業を再開しても悪いイメージがずっと残ってしまいかねませんから、閉店すると判断した次第です」東海地方が本拠地のブロンコビリーにとって、この店は、関東での展開の足がかりとして期待されている店舗だったという。

引用:Livedoor NEWS 国内

 

 

モラルの低下が引き起こす深刻な事態

このtwitterの騒動で一番恐ろしいのは、人生そのものが大きく変わってしまうということです。電子メディアというのは一度画像をアップロードしてしまえば、簡単に消えるものではありません。まさにアップロードは容易にできますが、一度拡散した画像は容易に消去できないのです。

しかも恐ろしいことに、画像が第三者によって悪用され、思わぬ被害を受けた人も多数います。

スマートフォンの登場によって、24時間365日、いつでもどこでも誰とでも繋がる一方で、深刻なモラルの低下が起きています。これは、リテラシー以前の問題でしょう。ある一部の人たちは、自分の行動の影響を客観的に分析できていないように思えます。

tiwitterがあったからこのような事態が起きたのか、それとも元々そういう人だったのか、卵が先か鶏が先かみたいな感じです。

 

あとがき

なぜこのようなことが起こってしまったのか・・・。

それは単純に「情報リテラシーの欠如」と「ネット社会の影響力」だと思います。日本では特に情報リテラシーは軽視されがちです。学校でパソコンを触る機会はあっても、情報リテラシーを学ぶ授業など無いに等しいのではないでしょうか。

結果的に、急速なアプリケーションの進化に人が追い付けず、「便利なアプリケーションを使うことができる」が、「結果が予測できない(しようとしない)」人が急増しています。思えば、飲酒運転も似たようなものではないでしょうか?飲酒運転で悲惨な事故が相次ぎ、法律の厳罰化まで行われました。にも関わらず、お酒を飲んで運転し、人身事故や大事故を起こす・・・。

筆者は当時、不思議でした。「なぜ??」と。

お酒を飲んだら、ハンドルを握らなければいいだけです。たったそれだけの事が出来ないひとがなぜいるのか?と思っていました。何も難しいことではありません。すごく単純で簡単なことなのです。でもそれすらも出来ない(理解しようとしない)人が世の中には大勢いるということなのでしょうか。

この Twitter の件もそうだと思います。

「ネット上に画像を投稿する」という行為がどういう結果を招くのかを、この学生は全く考えなかった(予測しなかった)のではないでしょうか?学生とはいえ、「良い・悪い」の区別は何となく付いていたと思います。また、情報リテラシーが低いにしても、全く知識がないわけでもなかったと思います。でも彼は自分の行動の予測できなかったのです。「アクションを起こす前に、ひと呼吸おいて考える」ということを普段からしていなかったのでしょう。

おりしも Twitter での騒動が大きくクローズアップされている最中だったことも、このような重大な結果を招く原因になったかもしれません。それにしても、損害賠償請求が2000万円になるかもしれないとは・・・。親はまさしく泣いていることでしょう。バカッターを投稿した彼の代償はあまりにも大きいです。

まさしく「人生詰んだ」となってしまったのです。