• 2015年4月25日

本庄第一高校 集団窃盗事件で失ったもの

本庄第一高校 集団窃盗事件で失ったもの

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最近は、寒暖の差が激しくなってきましたね。とはいえ、つい先日、日中に蝶々を見かけました。暖かくなってきた証拠ですかね?話しは変わりますが、つい最近、「ビートたけしの教科書にのらない日本人の謎」というテレビを見ました。蝶々はむかし、推古天皇・聖徳太子の時代では「ディヤップ・ディヤップ」と呼ばれていたようです。

・・・こっちのほうがカッコイイ呼び方かも。

さて、今回は「韓国における日本の高校生の集団窃盗事件」について記事にしたいと思います。


 

本事件の経緯

韓国での集団窃盗

親善試合のために韓国を訪問中、集団万引きしたとして埼玉県内の高校のサッカー部員22人がソウル警察に摘発された事件。高校では10日午後7時から副校長が会見し、「取り返しのつかないことをしてしまった」と深々と頭を下げた。「3月23~27日の間、4泊5日の予定で、サッカー部がソウル市内の高校およびクラブチームと練習試合のため、韓国の遠征計画を建てて実施した。

26日まで試合が組まれていて、韓国の学校やチームと試合を行った。

最終日の27日、金曜日の10時半ごろ、ソウル市内のミョンドンに移動しショッピングするため、現地の添乗員の親戚がやるショッピングモールにぜひ寄っていただきたいというリクエストがあって、そこに寄った。そのモール内であればということで自由行動にした。

12時30分にバスに集合して空港に移動し15時5分の成田行きでインチョンを出発。17時半に成田に到着して、依頼していたバスに乗り込んだところ、18時ごろ、向こうの添乗員から電話が入り、『ショッピング中に店員に注意された生徒がいませんか?』と聞かれたので、監督が聞いたところ、1人が注意を受けたと申告した。

『注意を受けた者が1人いる』と伝えると、デパートの警備員さんから『おかしな映像が映っているので、ものを盗んだ生徒がいないか確認してほしいと言われている』と添乗員から連絡をいただいた。その場で確認したところ、バスの中で22人の生徒が『私が万引しました』と言ったのでそこで発覚した」

「4月2~4日にかけて、チケットの関係で監督が最初に韓国に行きました。

その後、バラバラに生徒何人かを連れていった。2、3日に警備会社を訪れ、会議室で調書を取りました。向こうは通訳が3人いた。物品は没収され、その後、店に移動し謝罪を行った・・・」

引用:産経ニュースデジタル

 

その後の経過

そんなわけはない!

ソウルの大型ショッピングモールで3月、埼玉県の私立高校のサッカー部員が集団万引した事件で、学校側が24日、会見し、万引した生徒29人について今後、無期停学以上の処分を行い、引率したサッカー部監督の教諭(48)を同日付で懲戒解雇したことを明らかにした。

会見したのは同県本庄市の本庄第一高校。

吉田秀也校長らによると、万引した生徒は当初22人としたが、調査の結果、29人だったことが判明。盗品は計78点(約30万円相当)だった。29人は現在も自宅謹慎中で、本人の意向も確認しながら処分を決める。監督の懲戒解雇は、3月27日に22人の万引が発覚後、他にも万引した生徒がいたことを知ったにもかかわらず学校側に報告しなかったことが理由。

もう一人の引率教諭(32)についても「監督の虚偽報告を知りながら報告しなかった」として停職1カ月の処分とした。サッカー部は関東大会県予選などを出場辞退しており、今後については高体連サッカー専門部などと相談して決める。また、今後、外部の有識者を加えた再発防止委員会を設置し、改善に取り組むとしている。

引用:産経ニュースデジタル

 

日常的に窃盗をしていた?!

この記事を見た時、正直、開いた口がふさがらなかったです。海外に遠征に出かけて、集団で窃盗(万引き)とは・・・。しかも、サッカー部員たちは窃盗する際に、連携をとり「見張り役」「実行犯役」に分かれて犯行を行っていたようです。私たちの感覚では、海外で、しかも集団で窃盗など、到底考えられません。おそらく、普段から集団で窃盗をしていたんでしょう。

「ついつい出来心で万引きしちゃいました」なんて考えは通用しません。

そうでなければ、海外でこんな大胆な行動がとれるはずがありません。また、記事によると、なんと監督すべき立場の引率の先生も、他に窃盗をしていた学生がいることを知りながら隠蔽していたようです。

おそらくですが、この引率の先生は前々から分かっていたのではないでしょうか?しかし、問題が大きくなると思って、見て見ぬふりをしていた・・・。学生たちは、先生(大人たち)は「何も言わない」「言えない」と思って次第に行動がエスカレートしていったのだと思います。

そして、今回の海外での集団窃盗が明るみに出たのではないでしょうか?だとしたらこの高校は、全部がぜんぶとはいいませんが、「学級崩壊」を起こしている可能性が大きいと思います。

先生側は「隠蔽体質」、学生側は「集団犯罪」、これで学校が成り立つとは到底思えません。

 

親御さんの肩身の狭さ

今、親御さんたちはどう思っているんでしょうか・・?これだけ大々的に報道され、しかも高校名までも報道されている状況では、当然、高校の関係者の多くは「犯人が誰か」ということは承知だと思います。今後、何かあるたびに息子が疑われ、犯罪者扱いされ、噂の種になると思います。

親御さんだって、近くのスーパーでパートをしたり、PTAだったり、会社で働いてるわけです。息子が犯した犯罪で、多かれ少なかれ、生活に支障をきたすケースも出てくると思います。社会的に、ものすごく「立場」や「肩身」が狭くなるわけです。

当然、今まで仲が良かった「ママ友」も手のひらを返したような態度になるでしょう。この世に「万引き」という犯罪はありません。

罪名は「窃盗」なのです。

サッカーに泥を塗り、日本人全体に泥を塗り、同じ高校の他の生徒に泥を塗り、自分の親に泥を塗る。学生たちが犯した集団窃盗は、本人のみならず、非常に多くの、無関係の人の人生までをも大きく傷つけました。

窃盗に手を染めた学生たちは、今、何を思って謹慎生活を送っているのでしょうか?「たかが万引きで何でこんなことに・・・」と思っているのでしょうか?

今回のことで失った代償はあまりにも大きいと思います。