何かと便利なjetpackですが、ひょんなことからエラーが発生し、WordPress.comとの連携が出来なくなりました。こういう場合って、焦りますよね。ネットで調べても解決策もヒントもない・・・。頼れるのは己の経験と知識のみ。
試行錯誤の末、泥沼にはまる。しかし、泥沼にはまってこそ、己をレベルをアップさせることができるというものです。
今回は、jetpackとWordPress.comの連携が出来ない?! の解決法を記事にしたいと思います。
環境 / Development
サーバー | http://www.xserver.ne.jp/ |
---|---|
PHPバージョン | 5.3.3 |
WordPressバージョン | 4.2.2 |
jetpackバージョン | 3.5.3 |
エラー
私の場合には以下のようなエラーが出ました。人によっては別のプラグインで下記のようなエラーが出ているかもしれません。
Jetpack を利用するには、サイトが公開されていて、アクセス制限がかかっていない必要があります: site_inaccessible
エラーの詳細: The Jetpack server was unable to communicate with your site [HTTP 403].
Ask your web host if they allow connections from WordPress.com.
If you need further assistance, contact Jetpack Support: http://jetpack.me/support/
解決方法
レンタルサーバーのセキュリティ設定(国外IPアクセス制限)を解除したらWordPress.comとの連携が取れるようになりました。これは私の場合なので、すべての人に当てはまるとは限りません。ちなみに、jetpackのサポートフォーラムからある程度の原因がわかる場合があります。
Xサーバーのセキュリティ設定は以下の手順で行うことができます。
公式ページ:Xサーバーセキュリティ設定
その他の解決方法
レンタルサーバーのセキュリティ設定をOFFにしてもダメな場合は、下記の方法を試してみましょう。
- .htaccessのアクセス制限を解除してみる
- .htaccessにxmlrpc.phpを許可する記述をしてみる
- php.iniにgzip系のコマンドがある場合、一旦停止してみる
- 他のプラグインを停止して、再度挑戦してみる
- 「wp-content / plaugin」の中にキャッシュ系のファイルが存在している場合、削除する(要保存)
- どーしても解決できない場合は・・・時を待て!
1.htaccessのアクセス制限の解除
htaccessに国外IPを除外するような記述が原因で、エラーが発生している可能性があります。一旦、記述を無効化して様子をみましょう。
【 下記のような記述 】
order deny,allow deny from all allow from .jp
2.htaccessに「xmlrpc.php」のアクセス許可を記述してみる
xmlrpc.phpはWordPressへのリモート投稿を制御しているファイルです。また、自サイトへのリンクが張られた場合にピンバックを返したりする制御も同様です。ファイルは「wp-content」と同階層にあります。
【 htaccessで「xmlrpc.php」を許可する 】
<FilesMatch "xmlrpc.php"> Allow from all </FilesMatch>
3.php.iniにgzip系のコマンドがある場合、一旦停止してみる
gzipとはファイルを圧縮する形式のうちの一つです。データ通信のデータサイズを小さくすることにより、一時的に通信を効率よく行うことができるようになります。gzipの記述には色々な方法があり、htaccess内に記述することも可能です。
これは「php.ini」への記述も同様です。
【 「php.ini」ファイルに記述されている下記の設定を「off」にする 】
zlib.output_compression = On
4.他のプラグインを停止して、再度挑戦してみる
Jetpack以外のすべてのプラグインを一旦停止にして、WordPress.comと連携できるかどうかを確認します。主にキャッシュ系のプラグインを使用している場合、それが原因である可能性が高いと思われます。一つ一つ停止して試していってもいいのですが、面倒な場合は、プラグインをまとめて停止させましょう。
5.キャッシュ系のファイルを削除してみる
キュッシュ系のプラグインを過去に使用し、削除した場合でも、サーバー内にキュッシュファイルが残っているケースがあります。レンタルサーバー内にキュッシュファイルが存在している場合、バックアップをした上で、削除してみましょう。また、不要なプラグインを削除した時に、データベースに余分な情報が残り、それが原因で動かない場合もあります。
こういった場合、該当のデータベースにあるテーブルを削除することで、解消されるケースもあります。ただし、データベースの知識がないと、逆にWordPressに深刻な影響を及ぼす可能性もあります。
操作に関してはデータベースのバックアップをしたうえで、慎重に行ってください。
6.どうしても解決できない場合
座してJetpackのバージョンアップを待つべしっ!そうれすば解決できる・・・・かもしれません。そんなに待てない!という方は、WordPressのサポートフォーラムで賢者の方々の意見を聞いてみよう!