• 2015年5月8日

高崎山動物園がサルの名前で大騒動?! なぜ騒動は大きくなったのか

高崎山動物園がサルの名前で大騒動?! なぜ騒動は大きくなったのか

高崎山動物園がサルの名前で大騒動?! なぜ騒動は大きくなったのか 424 283 パソコン生活サポート Pasonal

最近ではイギリスが大きな話題になっています。何でもイギリスの皇室で女の子の赤ちゃん「シャーロットちゃん」が誕生し、大フィーバーなんだそうです。日本も皇室があるので、近い感覚があるので、ある程度理解できます。

場所は変わり、ここ日本で、猿をめぐり何やら大騒動が勃発したようです・・・。

今回は、「高崎山動物園 サル で大騒動?!」を記事にしたいと思います。

 

サルに王女の名は「失礼」

野生のニホンザルの餌付けで知られる大分市の高崎山自然動物園は6日、今年最初に生まれた雌の赤ちゃんを英国で誕生したばかりの王女にちなみ「シャーロット」と名付けた。しかし、「英国に失礼だ」などと抗議が殺到したため7日、管理する大分市と取り消すかどうか協議した。結論は出ず、市は英国大使館に8日以降に意見を聞き、対応を決めるとしている。6日朝、母ザルにしがみつく元気な姿を職員が見つけ、今年最初の赤ちゃんと認定した。

園は毎年、第一号の赤ちゃん位最近の出来事にちなんだ名前を付けており、前もって公募していた。853通の応募があり、59通のシャーロットが最多だった。テニスの錦織圭選手にちなんだ「ケイ」、人気映画「アナと雪の女王」の登場人物と同じ、「エルサ」なども候補として寄せられた。

園によると、命名発表後に電話やメール「英国のサルに日本の皇族にちなんだ名前が付いたらどう思うのか」「撤回してほしい」など、300件を超える批判や抗議があった。一方で、「取り消すべきでない」と支持する声も多くあったという。

引用:中日新聞 社会32面

 

率直な感想

え?!・・・ダメ・・・・なの??と思いました。ちなみに私は肯定派です。サルの赤ちゃんにプリンセスの名前をつけてもいいんじゃないかなぁという考えです。犬や猫などに、人の名前らしきものを付けている人は世の中に大勢いると思います。今回の騒動は、日本の皇室にあたる、英国の王室のプリンセスの名前だからこんなに批判されているのでしょうか・・・?

そもそも英国では王室ってどんな感じで捉えられているんですかね?日本とは、価値観も国民性も違うわけですから、まったく一緒だとは思わないですが・・・。テレビなどでは、ヘンリー王子やウィリアム王子などの追っかけの女の子たちが、堂々とキスを要求したりしていました。

日本だときっとバッシングもんだと思います。「あの女、失礼すぎ!」とか、「何考えてるんだ?!」など、言われそうですね。そのあたりは、英国にとって王室は、「象徴ではあるけど、身近な存在」だと言えるのではないでしょうか?

簡単に言えば、フレンドリー的な感じでしょうか。

日本だと逆に、「日本の象徴」みたいな感じで、「格式ある」「恐れ多い」といったイメージがあります。何というか「手の届かない」存在みたいな感じがあります。一般の人はまず、天皇陛下や愛子さまとお話ししたり、接したりする機会なんてまずありません。

こうした英国と日本の違いからも、日本の「それ」とはちょっと感覚が違うのかもしれませんね・・・。

 

英国では意外に!?

他の記事を見る限り、英国の人たちは「何が問題なの??」といった感じの意見が大半を占めているようです。価値観や国民性が違うので、当然、物の捉え方も違います。今、英国ではプリンセス人気にあやかろうと、さまざまな商品が開発されているようです。例えば「シャーロット・マグカップ」、「シャーロット・ビスケット」などなど・・・。

もしかしたら、「シャーロット通り」という名の道路まで登場するかもしれません。日本では何故か大問題になっていますが、当事者の英国では全然問題になっていません。なんか日本が勝手に大騒ぎして、まるで「一人相撲」をとっているかのようです。

最近の情報によると、高崎山自然動物園は英国大使館に問い合わせた上、大分市と協議して決めるのだとか。何やらものすごい大事になってきましたね・・・。これは動物園側が独自に判断すればいいだけだと思うのですが・・・。英国側も、きっと困惑しているんじゃないでしょうか?

この日本での騒動について英国は、「命名は自由だ」という見解を発表したようです。こうなってくると、問題化させているのは、英国ではなく日本にあるということですね。これが英国と日本の外交問題に発展することは、とりあえずは無さそうです。

 

日本にとっての「サル」の位置付けとイメージ

日本にとって猿の位置付けってどうなんでしょうか?猿という言葉を考えてみると・・・

  • 「猿まね」
  • 「見ザル、言わザル、聞こえザル」
  • 「猿も木から落ちる」
  • よくアジア人を罵る時につかう「Yellow Monkey」
  • 相手をバカにする「猿顔」
  • 罵り言葉の「猿公(エテコウ)」
  • 「猿なみの知能」

などが上げられます。

こうして見てみると、ネガティブなイメージの方が強いですね・・・。ところが一方で、日本では猿は昔から神さまとしても崇められているわけです。有名なのが「猿田彦(サルタヒコ)」。又は、「サルタヒコノカミ」とも言います。

日本神話に登場する神であり、「古事記」「日本書紀」の天孫降臨(てんそんこうりん)の段に登場します。この猿田彦は実は天狗の原型ではないか?とも言われています。猿の顔って真赤で、また種類によっては鼻が長いものもいます。

天狗も同じく、真赤な顔で鼻が長いので、そのせいだと伝えられているようです。日本で有名な猿田彦神社には、天狗そっくりな猿田彦の装束があるぐらいです。

猿田彦

日本に限らず、世界(特にアジア圏)では、猿を神の使いとして神格化している国が結構あります。例えば、中米で話題の失われた古代文明と言われる「猿神王国(別名、白の都市とも言われる)」があります。中国では、おなじみの西遊記に「孫悟空」という猿が登場しています。インドの神話では、「ハヌマーン」という猿の神様が登場し、今も崇拝の対象とされています。

日本でも、猿田彦神社に限らず、猿を神(または神の使い)として祭っている神社もたくさんあります。

しかし、昨今の日本では「猿」という生き物は、何やらネガティブイメージの対象となっている感じが大きいと思います。本来は、もっとも身近な生き物で、日本では古来から親しまれてきた生き物のハズですが・・・。さて、一体いつからこのようなネガティブイメージが浸透するようになったのでしょうか・・・?

 

テレビの影響?!

私の考えでは、昨今の日本の猿に対するイメージは、テレビの影響があるのではないかと思います。その昔、よく農村とかで「猿による畑荒らしの実害」と「地域住民との攻防」みたいな番組が数多くやっていました。私も何回か見たことがあります。農村の人たちは、猿から畑を守るべく、花火を使ったり、エアガンなどで威嚇したりしていました。

それほど、農村の人たちは、猿による実害に頭を悩ませていたのでしょう。

このことから、猿=「害をなすもの」、「やっかいな存在」という認識が広まったのではないでしょうか?また、志村動物園などの番組の影響もあると思います。パン君という、とても優秀な猿(正確にはチンパンジー)がいます。番組の企画でパン君に色々な事をやらせる企画があります。

犬と一緒に買い物したり、お使いに行ったり。

そのたびに、観客が「すご~~い」「こんなこともできるんだ~」「頭いい~」という歓声が聞こえます。もちろん、猿より人間のほうが出来ることは圧倒的に多いです。でも、動物的な観点では人間より、猿の方がはるかに優秀なのです。

私たち人間には「悪意がある・なし」に関わらず、「猿は人間より劣った存在だ」だという認識があるのではないだろうか、と考えられます。「人間 > 猿」という方程式が知らず知らずのうちに、私たちの意識下の中にあるのでは・・・と思います。

人間は決して猿より偉くて、「高潔な存在」ではありません。

 

とりあえず結論をだしてみた

簡潔に書くと以下のような感じだと思います。

 

【 猿に対するイメージ 】

昔は猿は神として崇められていた。

現在では、猿は「やっかいな存在」であり、「人間より劣った存在」という認識が一定数の人たちの中に存在している。

 

【 英国王室に対するイメージ 】

現代の日本において皇室は、「高潔な存在」であり、「日本の象徴」でもある。

日本の皇室にあたる、英国の王室(日本でいう高潔な存在)のプリンセスの名前を猿に付けるなんてけしからん!

 

という構図なのではないでしょうか。

(※これは私の勝手な推測です)

もちろん、これは日本の中でも一部の人たちの意見でしょう。これが全体の意見だとは言えません。さて、今後、高崎山動物園はどのような決断を下すのでしょうか?結果はどうであれ、一つだけ確かなことは、「人間の勝手な論争に巻き込まれた赤ちゃんザルに罪はない」ということです。

最後に、立派な赤ちゃんザルが生まれた良かったですね!お幸せにっ!!

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