Google Chromeに移行して久しく、ブラウザには何かとトラブルが付きものになります。IEの時に比べたら、まだマシになったものですが、それでも予期しない不具合には頭を悩ませるものです。
今回は、Google Chromeのフリーズ問題の原因について、解決法を記事にしたいと思います。
注意
個人によって原因はさまざまです。
この記事はあくまで参考程度に留めておいてください。セキュリティー系のソフトを停止させる場合は、個人の環境に応じて検討してください。当方では一切の責任を負いかねます。自己責任にてお試しください。
不具合の症状
Google Chromeでインターネットをしていると、ページを開いたときに、一瞬フリーズしてから何事も無かったかのように動き出すという怪現象に悩まされてきました。時には、そのままフリーズして固まり、「応答なし」で落ちることもしばしば。
さらには、何の前触れもなく、突然ブラウザが強制シャットダウンする始末・・・。
※頻繁には起こりませんでしたが、1日1回ぐらいのペースでした。WordPressで記事の最中に落ちることも・・・。
当初はウイルス等を疑ったものの、感染している気配はなし。
さて、どうしたものかと思いつつ、そのまま放置して使い続けていました。
トラブル解消の為に取った行動一覧
- 原因だと思われるプラグインを全て停止・削除した。
- ブラウザを一度アンインストールし、再度インストール&設定した。
- ブラウザのバージョンを最新にした。
- ウイルス対策ソフト(ESET)の設定値を変更。
- ウイルス対策ソフト(ESET)をしばらく停止させて様子見。
- 他のブラウザで同様の症状が出るか確認してみるも、他は正常。
- パソコン側の問題なのだろうかと、LANケーブルを変更。
- ノートパソコンのGoogle Chrome(同バージョン / 同環境)で検証した結果、問題なし。
今まで考えられるだけの対策をしましたが、やはりどれも効果は出ませんでした。ただひとつ分かった事は、「ノートパソコンのGoogle Chrome(同バージョン / 同環境)で検証した結果、問題なし」ということです。これが何を意味しているのか・・・。つまり、Google Chrome自体に問題があるのではなく、どうやらメインで使っているこのパソコンに何かしらの原因があるようなのです。
アプリケーションが原因か?
恐らく何かしらのセキュリティ系アプリケーションがインターネットの邪魔をしていると予想。そうなると、インターネット関連でセキュリティ系のアプリケーションは、かなり限られてきます。色々なアプリケーションを消去法で探した結果以下のアプリケーションが怪しいと判断しました。
※ESETセキュリティソフトも怪しいと思いますが・・・。
- IBM Security Trusteer Rapport
このアプリケーションは、オンラインでの不正を保護する役割のものです。
簡単にいうと、以下のような特徴です。
- マルウェア感染やフィッシング攻撃からのデバイス保護。
- Webブラウザー・セッションの保護を行うことにより、取引の改ざんを防止。
- IDの不正利用の防御。
- マルウェア感染の防止と除去。
- ログイン資格情報やカード・データのフィッシングからの保護。
参照:IBM Rapport
サポート:Raportについて
確かに、Rapportはオンラインバンキングを利用する際に必要だと説明で促されて、インストールした記憶がありました。
ひょっとしてコレが原因かもと思い、ストップさせて様子をみることにしました。
★Rapportを止める
とりあえず、Rapportをストップし、Google Chromeに何か変化があるのかを試してみるとことにしました。
ストップさせる方法は以下の手順です。
※下記画像はWindows10のものです。
タスクバーの下記の場所から、「IBM Security Trusteer Rapport」のアイコンを左クリックで選択します。
「IBM Security Trusteer Rapport」が起動するので、「stop Rapport」を選択します。
警告表示が出ますが、恐れずに「OK」をクリックします。
キャプチャ文字を正確に入力します。
文字が読み取りにくい場合は、「キャプチャの変更」ボタンを押してみましょう。
最後に「IBM Security Trusteer Rapport」の起動が停止したかを確認します。
タスクバーのアイコントレイを確認してみましょう。
緑色のアイコンがなければ、「IBM Security Trusteer Rapport」は停止しています。
1ヶ月後どうなったのか?
とりあえず、「IBM Security Trusteer Rapport」を停止させてから1ヶ月間検証してみました。結果、不具合は解消されたようです。やはり睨んだ通り、セキュリティー系のアプリケーションでした。
ブラウザが強制的にシャットダウンされることもなくなりましたし、ページを開くたびにフリーズが起こることもなくなりました。やはり、「IBM Security Trusteer Rapport」が原因だったようです。
ただし、ネットバンキングなどを利用する際には、サイトによって必要になる場面もあるかと思います。その際は、面倒ですが再度起動させる必要があります。とりあえずは、Google Chromeでの不具合が解消されて良かったです。
皆さんも、もし、「IBM Security Trusteer Rapport」をインストールしているのであれば、疑ってみてください。不具合が解消されるかもしれません。
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