WordPressで作業をしていると、「こんなプラグインないかな?」とか「ここをこーしたいのになぁ」など色んなことを考えてしまいます。
大抵はネットで探せばそれらしいプラグインが見つかるでしょう。WordPressはすでに便利なツールですが、プラグインと組み合わせることによってさらに便利さが向上します。管理系プラグインもきっとあなたの作業効率を大きく向上させてくれるでしょう。
今回はWordPressの機能を向上させる便利なプラグインをいくつかご紹介いたします。
プラグインを試す前に
WordPressのプラグインには高機能のものがたくさんありますが、プラグインを利用する前に、以下の点に留意して使用してください。
- プラグインには相性があります(コンフリクトの発生)。
- エラーが出た場合、プラグインを停止させてください。
- ほとんどは無料ですが、有料のものもあります。
- プラグインによっては会員登録などが必要な場合があります。
- プラグイン導入後は、必ず自分のサイトに影響がないか確認してください。
- データベースを操作するようなプラグインは慎重に検討してください。
【管理画面】管理画面の高度なカスタマイズならWP Total Hacks
WordPressの管理画面をカスタマイズできる便利なプラグインです。「favicon.icoの設定」「管理画面ヘッダーのWordPressロゴの変更」「不要なMetaタグの削除」「自動セーブの無効化」など20項目以上の設定を行うことができ、自分好みのWordPressにすることができます。
また、国産なの全て日本語で表示されることも魅力の一つです。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【ダウンロード】ダウンロードの定番、Download Manager
WordPressでファイルダウンロードの管理を行うことができるプラグイン。私のサイトでは「プラグインの日本語化ファイル」「イラストファイル」などをダウンロードファイルを提供しています。そのダウンロードファイルを一元管理でき、さらにどのファイルが何回ダウンロードされたのかがわかる仕組みになっています。
また、ダウンロード用の各種アイコンも多数用意されており、非常に使い勝手のいいプラグインといえます。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【リンク切れ監視】SEO対策の効果を上げるならBroken Link Checker
有名プラグインの代表格である「Broken Link Checker」。リンク切れをチェックして、WordPress管理画面にて教えてくれます。WordPressで記事が増えてくると、当然リンク切れの数も比例して多くなります。
それを一つ一つ手作業で修正していては時間がいくつあっても足りません。ですが、「Broken Link Checker」では自動的にリンク切れを発見してくれるので非常に便利です。作業効率が大幅に向上するでしょう。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【リビジョン削除】不要なリンクデータを削除するならBetter Delete Revision
リビジョンとはWordPressで記事の変更などを履歴として残してくれる機能です。WordPressの画面右がわの公開ボタンがある箇所に「リビジョン」という文字があると思います。リビジョンは自動的に保存されるので何もしないと、どんどん勝手に増えていきます。
当然データベースに書き込まれるので、増えれば増えるほど容量が圧迫されていきます。だいたい1記事に対して10~20程度のリビジョンが自動保存されるので、100件の記事を書くと・・・最大2000件のリビジョンが保存されるわけです。
そこでこの「Better Delete Revision」プラグインが役に立ちます。一覧表示でリビジョンが表示されるのでボタン一つで全て or 個別に削除することができます。
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【カレンダー】カレンダーで管理するならWordPress Editorial Calendar
「Editorial Calendar」は投稿記事を「週」又は「月」ごとにカレンダー形式で管理できるプラグインです。「Editorial Calendar」は複数の著者でWordPressを管理している場合に効果を発揮します。「誰が」「いつ」「どんな」記事を投稿したのかが一目瞭然だからです。しかし、個人で使用しても問題ありません。
個人であっても記事数が増えてくると、内容が重複したり、タイトルが似たりよったりになりがちです。「Editorial Calendar」で自分がいままでどんな記事を投稿したのかが、カレンダー形式でわかるので記事を管理しやすくなります。お勧めのプラグインです。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【画像管理】メディアを一括管理するならMedia Library Assistant
WordPressで記事が増えてくると一番困るのはアップロードしたメディアファイルの管理です。特に画像などは記事数に比例して、その数も多くなります。
そこで、必要になるのがこのプラグインです。メディアファイルを一括管理することができるので、目的の画像をすぐに探すことができます。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【メモ書き】備忘録がわりにDashboard Notepad
ちょっとしたメモを管理画面に残しておくことができます。備忘録代わりになるので、意外と役に立つかもしれません。ユーザーレベルに応じた編集と閲覧が可能です。
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【インフォメーション】誰かに何かを伝えるならAnnounce from the Dashbord
管理画面内にインフォメーションを残すことができるプラグイン。表示する期間を指定することもできます。個人というよりは、共同編集するような場合に使用します。他の人にアナウンスが残せるため、必要な情報を伝えることができます。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【デザイン】管理画面をおしゃれにカスタマイズしたいならCawaii Admin
素っ気ないWordPressの管理画面をキュートでポップなデザインに変えることができる着せ替えプラグインです。可愛いアイコンや、カラフルなデザインなど気分転換にいかが?
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【ブラウザ編集】サイト上から投稿記事を編集できるFront-end Editor
管理画面を使わなくても直接サイト上から投稿記事を作成・編集できるプラグインです。編集内容は自動保存されるので、いざという時も安心できます。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【ウェジェット管理】ページごとにウェジェットを変化させるContent Aware Sidebars
ページによってサイドバーのウェジェットを変化させたいと思ったことはありませんか?そんな時は、このプラグインを使ってみましょう。ページごとに表示させるウェジェットを変化させることができるので、最適な情報を常に表示させることができます。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【プッシュ通知】サイトの購読者を増やすならPush7
どんな素敵な記事を書いても、誰にも見てもらえないのではやりがいが無いですよね。そこでWordPressでサイトを運営する上で欠かせないのが、定期購読者を増やすことです。プッシュ通知はサイトに訪れた人向けにインフォ―メンを通知すうることができる機能です。
興味を持ってくれた人を離さないためにも、プッシュ通知を利用すると良いでしょう。Push7は国産プラグインであり、簡単に実装することができます。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【広告のコントロール】記事中の広告効果を高めるならAds by datafeedr
バナーや広告などは、デザインや大きさなどによってクリック率も異なってきます。どのような広告のデザインなら最もクリック率が上がるのか反応が気になりますよね。そんな時は、任意の箇所に広告を埋め込むことができ、さらにランダム表示させることができるこのプラグインが便利です。
A8.netなどを使用している人は、このプラグインを使って広告をランダム表示させることも可能です。効果があるか、一度試してみてはどうでしょうか?
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【エラーページ管理】404ページをおしゃれにカスタマイズするならForty Four
404ページは、サイト内で探し物が見つからなかった時に表示されるエラーページです。せっかく探し物をしてくれたユーザーを逃さないためにも、404ページをおしゃれにカスタマイズしておきましょう。
最良の方法は、探し物が見つからなかった時に、おすすめのコンテンツを表示してあげることです。これによって、サイトのコンバージョンもアップさせることができます。多くのサイトではエラーページは手薄なので、ぜひカスタマイズしておきましょう。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【ページスピード向上】ページの読み込みが遅い?それならBJ Lazy Load
ページの読み込みスピードが遅くなる原因は色々ありますが、最も大きな要因は画像の読み込みです。ページは上から順番に読み込んでいくため、大きなサイズの画像があると、読み込みが終わるまでページは完全に表示されません。
このプラグインは、画像の表示を後回しにすることでページの表示速度を高めてくれます。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【弱点分析】WordPressが重い?それならP3で分析してみよう
WordPressで複数のプラグインを使用していると、必ず負荷が発生します。しかし、どのプラグインがWordPressに影響を及ぼしているのかはパッと見では分かりません。そこで必要になるのが、原因を分析することができるP3プラグインです。
このプラグインを使用することで、WordPressに最も影響を与えているプラグインを特定することができます。管理画面が遅い、ページスピードが遅いなどで悩んでいる人は、まずは分析してみると良いでしょう。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【引っ越し】Duplicatorでサイトを楽々お引越し
他のサーバーに引っ越したいけど、データを移動させるのはなかなか大変な作業です。私も何度か経験がありますが、まさしく一日仕事になってしまいます。そんな時に便利なのがこのプラグインです。
現在の記事やテンプレート、プラグインをまとめて引っ越しすることができます。環境をそっくりそのままコピーできるのでいざという時に便利です。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【セキュリティ】侵入者を撃退、WordPressを守るならLimit Login Attempts
WordPressでサイトを管理する上で最も重要なのがセキュリティです。近年ではWordPressの脆弱性を付いたものや、安易なIDとパスワードが設定されている管理画面への不正ログイン(ブルートフォースアタック)が多くなってきました。
そこで役に立つのか、不正な悪意あるログイン者を撃退するためのプラグインです。このLimit Login Attemptsは一定回数以上、ログインに失敗すると、管理画面のログイン画面をロックすることができます。
ただし、自分もはじき出される可能性があるで注意!
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【バックアップ管理】いざという時のために定期的なバックアップを行うBackWPup
WordPressの運営で大切なので、常にバックアップを取っておくことです。いつ何時、データベースにトラブルが起きて、データが消失するか分からないからです。そんな事態を避けるためにも、定期的なバックアップが必要です。
このBackWPupは定期的にバックアップを取るように設定することができます。データベースも含めてフルバックアップを取ることもできるので、いざという時のために入れておきましょう。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
【過去記事-簡単編集】管理画面をもっと見やすくしたいならAdmin Columns
長くWordPressでサイトを運営してくると、それなりに記事数も増えてきます。時間が経つと、過去記事を編集したり、作り直したりする場合も多いと思います。そんな時にパッと見で分かる情報が管理画面にあると便利だと思いませんか?
例えば、過去記事の最終更新日や設定したフォーカスキーワードなどがそうです。このプラグインは投稿一覧などのメニューを便利にカスタマイズすることができます。どの記事にどんなキーワードを設定したのか、いつ更新したのか、ディスクリプションはどうなっているのかなどの知りたい情報をカスタマイズで表示させることが可能です。
非常に便利なので、WordPressの管理が楽になるでしょう。
ダウンロード:WordPress.org 公式プラグイン
まとめ
WordPressの機能を向上させる便利なプラグイン20をご紹介しました。今や難しかった会員登録サイトやセキュリティなどはプラグイン一つで簡単に実現できるようになってきました。あまり知識の無い人でも簡単に実装できることは大きな魅力ですが、注意も必要です。
プラグイン同士は必ず何らかの原因でバッティング(衝突)をします。
もし、プラグインを導入してサイトに深刻な影響ができるようでしたら、削除する必要もあります。導入後にサイトに影響がないか必ず確認してください。また、プラグインのアップデートでも同様のことが言えます。
快適なサイト運営を行うためにも、キチンとしたチェックが必要です。まずは、自分のサイトに合っているかどうか試してみましょう。プラグインの良し悪しが分かると、WordPressがもっと楽しくなると思います。
取り急ぎ、今日はここまで。