• 2018年3月19日

レンタルサーバーでおすすめの会社はどこ? 色々な情報を徹底比較!

レンタルサーバーでおすすめの会社はどこ? 色々な情報を徹底比較!

レンタルサーバーでおすすめの会社はどこ? 色々な情報を徹底比較! 700 433 パソコン生活サポート Pasonal

ますます細分化され、新しいサービスが登場しているレンタルサーバーが増えてきました。どこのレンタルサーバーがいいのか? 月額が一番安いレンタルサバ―はどこなのか? セキュリティがしっかりしているところはどこなのか? 初めての人にとって最適なレンタルサーバーを選ぶのは、はかなり難しいと思います。

今回は「レンタルサーバーでおすすめの会社はどこ? 色々な情報を徹底比較!」を記事にしたいと思います。

 

手っ取り早くカテゴリ分け

なんだかんだと説明するのも面倒なので、独断と偏見で手っ取り早くカテゴリ別に分類してみました。素早く判断したい人は下記のカテゴリを参考にしてください。

 

【管理画面の使いやすさの順】

ホームページを管理する上で大切なのは、管理画面が使いやすいかどうかです。「各種設定には何が揃っているのか」「直観的に操作できるか」などが重要です。すべての機能を使うワケではありませんが、便利な機能を知っておくだけで、ホームページの管理がグッと楽になります。

サーバー名 使いやすさ
エックスサーバー ★★★★
さくらサーバー ★★★
ロリポップ ★★★

※エックスサーバーの管理画面の詳細はこちらから

 

【月額料金がお得な順】

「ともかくお金が一番!安ければそれでいい!」という方は迷う必要は無いでしょう。安物買いの銭失いと言いますが、果たして・・・。

サーバー名 月額料金がお得
ロリポップ ★★★★
さくらサーバー ★★★★
エックスサーバー ★★

 

【セキュリティが高い順】

昨今ではWordPressを狙った不正侵入や改ざんなどが激増しています。ネット上でも「不正侵入された!」「データベースをぐちゃぐちゃにされた」「不正なプログラムを埋め込まれた」などの被害をちらほら見かけます。

趣味などのブログサイトならともかく、会社用・店舗用のサイトなら万が一に備えて必ずセキュリティが高いサイトを使いましょう。

サーバー名 月額料金がお得
エックスサーバー ★★★★
さくらサーバー ★★
ロリポップ ★★

 

【応答速度が速い順】

サーバーの応答速度はホームページの運営にとって非常に重要な要素です。SEO対策においてもページスピードは欠かせない要素であり、Googleは0.2秒(200ミリ秒)以内の応答速度を推奨しています。

サーバーの応答速度は、基本的には自分では改善できないため、性能の高いレンタルサーバーを選ぶべきです。

サーバー名 月額料金がお得
エックスサーバー ★★★★
ロリポップ ★★★
さくらサーバー ★★

 

【サーバー容量の多さ】

サーバー容量が多いと何が出来るのか?「SQLテーブルをたくさん作れる(いくつものWordPressサイトを複数運営できる)」、「高解像度・サイズが大きい画像をたくさん使える」などのメリットがあります。

ホームページは長年運用すればするほど、サイズが肥大化します。今後の展開も考えて、なるべく大きな容量を選択するほうが良いでしょう。私も何度も経験がありますが、乗り換えは非常に面倒な作業です。専門的な知識が必要になるので、その点も考慮しておきましょう。

サーバー名 月額料金がお得
エックスサーバー ★★★★
ロリポップ ★★
さくらサーバー ★★

 

色々な比較表

各レンタルサーバー「契約時の支払総費用」、「5年間に支払う更新費用」「ドメイン料金」「容量比較」の比較表です。どのレンタルサーバーを選んだら、どのぐらいの費用がかかるのかまとめたので参考にしてください。

 

レンタルサーバーの契約時に支払う料金比較表

初期投資に必要な総費用は以下の通りです。エックスサーバーは初期費用(契約の初期費用)が最も高く、月額料金も高めです。ロリポップ!が一番安いという印象が強いですが、実際はさくらサーバーのほうがロリポップより安くなっています。

 

サーバー名 初期費用 月額費用 ドメイン初期費用 初期の総支払費用
エックスサーバー 3,000円 1,000円 15,000円
さくらサーバー 1,029円 515円 1,852円 8,023円
ロリポップサーバー 1,500円 500円 1,160円 9.000円
  • ※ 月額費用はいずれも12ヶ月プランの場合
  • ※ ドメインはいずれも.comの場合
  • ※ エックスサーバーのドメインは3月31日までの契約で永久無料

 

5年間に支払う更新費用比較表

年間に支払う費用は以下の通りです。表は、仮に5年間運用すると仮定して支払う費用の概算を算出しています。さくらサーバーロリポップはほとんど差がないぐらいですが、エックスサーバーは断トツで費用がかかります。

実際は、ここにドメインの更新費用がかかるため、それ以上の費用となります。

サーバー名 1年後 2年後 3年後 4年後 5年後
エックスサーバー  12,000円  24,000円  36,000円  48,000円  60,000円
さくらサーバー 6,994円 13,988円 20,982円 27,976円 34,970円
ロリポップサーバー 7,160円 14,320円 21,480円 28,640円 35,800円

 

5年間に支払うドメイン料金比較表

ドメイン(.com)の場合は以下の通りです。エックスサーバーなら期間限定ですが、ドメインが永久に無料になります。

サーバー名 初期費用 1年後 2年後 3年後 4年後
エックスサーバー   –
さくらサーバー  1,852円 3,704円  5,556円  7,408円 9,260円
ロリポップサーバー  1,160円  2,320円  3,480円  4,640円  5,800円
  • ※エックスサーバーのドメインは3月31日までの契約で永久無料
  • 上記キャンペーン期間は公式ページよりご確認ください。

 

レンタルサーバー別容量比較表

サーバー容量は下記のようになっています。長年運用する方は容量が多いほうが当然良いですが、更新頻度にもよります。画像をバンバン使うようなユーザーならなるべく容量の多いレンタルサーバーを、ブログをする方であれば、さくらのレンタルサーバ スタンダード or ロリポップ!で十分かもしれません。

用途に応じて選択しましょう。

サーバー名 容量
エックスサーバー  200GB
さくらサーバー  100GB
ロリポップサーバー  120GB
  • ※エックスサーバーはX10プランの場合です。
  • ※さくらサーバーはスタンダード プランの場合です。
  • ※ロリポップはスタンダードプランの場合です。

 

各会社のwebサーバーの性能比較表

webサーバーの詳細までは分からないため、公式のホームページで調べた範囲で情報を掲載します。CPUのコア数は単純に性能の良さを表しています。エックスサーバーは20コアなので、他2社と比べると、断トツに性能が上です。

また、ストレージもSSD RAID10なので、ページスピードが速くなるのも頷けます。

またモジュールの存在も重要であり、特にPHPを最適化するような仕組みをもつレンタルサーバーでは、SEO対策に非常に役立ちます。あまり知識が無い人が見ても、よく分からないと思いますが、こういった情報を知っておくだけで選択肢が広がるようになります。

サーバー名 エックスサーバー さくらサーバー ロリポップ
 CPU  20コアCPU  Xeon E312(コア数不明)  6コア 12スレッド
 ストレージ   SSD RAID10  SSD RAID1 SSD
 モジュール   Fast CGI・HTTP /2 なし モジュール版PHP

 

ロリポップの考察

ロリポップ!は一昔前は、最も安いレンタルサーバーの代名詞でした。最近ではWordPressに特化したプランに力を入れており、店舗サイトや会社サイトでも利用できるように、レンタルサーバーを強化したようです。

もっとも使いやすいのは「スタンダードプラン」です。

何より月額料金500円で、容量120GBは非常に魅力ある内容と言えます。容量と金額のバランスも良いですしね。よくさくらサーバーと比較されることが多いのですが、最近ではロリポップ!に移行する人も多くなっています。

サーバー名 エコノミー ライト スタンダード エンタープライズ
 月額料金 100円 250円 500円 2,000円
 容量 10GB  50GB 120GB 400GB
 マルチドメイン  20個  50個  1oo個 無制限
 転送量 40GB / 日  60GB / 日 100GB / 日 無制限
 WordPress特化  不可  利用可  利用可  利用可
 電話サポート なし なし あり あり

 

容量について

120GBはどのぐらいの容量なのか、ちょっと分かりづらいと思います。私のWordPressの例では、5年運用・記事数450・画像多数を利用しても、まだ4GB(※エックスサーバーでの利用)といったところです。

マルチサイト(複数のWordPressを運営)にしても10GBなので、まだまだ余裕はあります。

趣味のブログ程度であれば、「ライト プラン」で十分だと思います。逆に、店舗サイトや会社サイトなどに利用する場合は「スタンダード」のほうが良いかもしれません。レンタルサーバーの容量が多いことは、将来的な幅も広がるからです。

 

転送量について

エックスサーバー」や「さくらサーバー」に見られない項目がこの転送量です。転送量とは、Webページを閲覧するときにサーバ側から送信されるデータ量のことを指します。

この転送量は多くの方はあまり気にする必要のない項目ですが、特定のホームページを運営するような場合は注意が必要になります。

例えば、ダウンロードサイトやコミュニティサイト、マッチングサイトなどのトラフィックの増大が予想されるような性質のサイトには転送量が大きいほうが良いでしょう。

逆にブログサイトやコーポレートサイトなどは、そこまで気にする必要はありません。

 

マルチドメイン

マルチドメインとは、1つのサーバーでいくつものドメイン(.com や .jp)などを利用できることです。スタンダードでは最大で100個利用できますが、それほど利用している人はまずいないでしょう。

私の場合は7個ほど利用しています。

マルチドメインが大いに越したことはありませんが、ブログなどを目的の人は大して重要な項目ではありません。読み飛ばしてOKです。

 

電話サポートを望むなら

電話サポートを利用する場合は、「スタンダードプラン」以上なので注意が必要です。何かトラブルが行っても、基本的には自己対処になります。この点だけ注意しましょう。

 

エックスサーバーの考察

エックスサーバーはとにかくWebサーバーの性能が良く、大容量・高セキュリティが特徴的なレンタルサーバーです。その分月額料金が高めですが、これをどう考えるかが重要です。

容量は200GBもあれば十分だと思いますが、サイトの性質によって考慮する必要があります。

サーバー名 X10 X20 X30
 月額料金  1,000円  2,000円  4,000円
 容量 200GB  300GB 400GB
 MySQL 50個 70個 70個
 マルチドメイン  無制限 無制限 無制限
 WordPress特化  利用可  利用可  利用可
 電話サポート あり あり あり

 

容量について

エックスサーバーはX10でも200GBと大容量なので、よほどのことが無い限り、まず困ることはないでしょう。ダウンロードサイトやマッチングサイトなどの容量が圧迫しがちなサイトであっても十分な余裕があります。

 

マルチドメインについて

ロリポップではマルチドメインに制限がありましたが、エックスサーバーではすべてのプランで無制限で利用することができます。たくさんのサイトを運用する場合には、便利と言えそうです。

 

WoredPress特化について

エックスサーバーではFast CGIやPHPのモジュールなど、ページスピードをかなり速くする機能が豊富に備わっています。ページスピードは、SEO対策上、非常に重要な要素です。

ユーザーはページの表示に2秒以上かかると、ストレスを感じて離脱する傾向が高くなります。アフリエイトサイトにしろ、ブログサイトにしろ、ページの表示スピードが速いに越したことはありません。

ページスピードを重視している人はこの点も考慮する必要があります。

 

どのレンタルサーバーを選ぶべきなのか?

よくお客様に聞かれる質問ですが、私は以下のように考えています。あくまでも参考程度に見てください。私なら、エックスサーバーとロリポップのスタンダードプランの両方で悩みます。ただ、ロリポップは過去に大規模な個人情報漏洩の件があるので、やや考えてしまいますが・・・。

自分がやりたいことを明確にして、将来の展望を踏まえて、検討してください。

項目
レンタルサーバー名
  ブログをやりたい人  ロリポップ or さくらサーバー
  店舗サイトを持ちたい人  エックスサーバー or ロリポップ
 セキュリティで選びたい人  エックスサーバー
 とにかく安ければいい人  ロリポップ
 複数のサイトを運用したい人  エックスサーバー
 速度にこだわりたい人  エックスサーバー

 

過去の運用履歴

下記は過去の運用歴とトラブルの件数です。なぜかロリポップとさくらサーバーはパーミッション関連で悩まされました。エックスサーバーに変更してからは嘘のように、トラブルは無くなりましたが・・・。

ご参考までに。

項目
 運用歴
 トラブルの件数  主な原因
 ロリポップ  2年 4件  パーミッション関連
 さくらサーバー  2年 6件  パーミッション / トラフィック関連
 エックスサーバー  4年 0件  なし

上記の件は、あくまでも私の経験なので、参考程度にみておいてください。