観光客急減 相次ぐ行事中止
中東呼吸器症候群(MARS)コロナウイルスの感染拡大が、韓国経済を直撃している。感染を恐れて中国などからの観光客が急減。百貨店や銀行、レストランなどは人影がまばらになった。国際サッカー大会など各地の行事の中止や延期も相次いでおり、経済的な打撃は避けられない情勢だ。
6日午後のする繁華街、明洞(ミョンドン)。
普段なら観光客や買い物客らでごった返す週末だが、行きかう人は少なく、マスク姿が目立った。ソウル市観光協会で明洞エリアを担当する女性案内員は、「人では普段の半分以下。平日でも一時間で100人から質問を受けるのに、今週に入って急に減った」と話す。
韓国観光公社によると、今月1~3日までに韓国旅行の予約を取り消した観光客数は1万1800人。国・地域別では中国が最多の3500人で次いで、台湾の700人。日本人も200人が韓国訪問を取りやめた。
多くの感染者が出た京畿道平沢市に近い水原市では、10日から開催予定だったサッカーの大会が延期された。全国各地でのマラソン大会や音楽会、交流イベントが中止され、一部の新作映画は公開が2週間のびた。全国で小中学校など1300校以上が休校する中、多くの学校が修学旅行や郊外での体験学習を中止や延期にした。
修学旅行先として人気の済州島など、各地域経済や旅行業界に悪影響を及ぼしそうだ。韓国政府は、感染問題の経済的影響に関する検討会議を4日に開催。観光や医療、流通など業績悪化が懸念される業種をモニタリングし、必要な対策を取ることを決めた。
韓国メディアは「今年の経済成長率の3%台達成は難しくなった」と報じている。
引用:中日新聞 11版 国際6
MERS拡大 韓国経済直撃
私は、この韓国のMARS感染問題を見たとき、非常に疑問に思ったことがある。なぜ韓国だけでこれほど蔓延したのだろうか?・・・と。このMARSは中東呼吸器症候群と呼ばれている通り、主に中東で発生しているウイルスである。このMARSは本来、動物の<ラクダ>から<人間>へと感染することで発症するもの。
人間から人間への感染は極めて低いと言われている。
しかし、お隣の韓国では、信じられないぐらい感染が広がっている。これまでの経緯や情報から、以下のようなことが考えられる。
- ウイルスが突然変異し、<人>から<人>への感染力が強まった。
- 韓国人の遺伝子構造や免疫が、このウイルスに対して弱い可能性がある。
- 韓国政府の防疫対策の失敗。
- 教育による衛生観念の認識不足。
- 政府の情報隠蔽による、さらなる拡散。
原因は恐らく複合的なものであろう。今、韓国では2000人以上の人が隔離措置を受けていると言われている。この人数はどう考えても、多すぎる。しかも、アジア全域でこれが起こっているわけではなく、今のとろこ韓国でのみ急速に拡大しているという点だ。
韓国政府の発表では、感染力は極めて低く、最近の感染人数も減っていると報道しているが、この情報は全く信用できない。韓国政府は、中国と同じく、常に数値を歪めるのが日常茶飯事だからだ。
日本政府も情報を歪めることがあるが、中国・韓国は、この比ではない。
韓国政府も数値は完全に把握しきれていないのだろうが、実際上の数値はもっと多いだろう。私の見立てでは、感染者は3000~4000人ぐらい、いるのではないかと思っている。これは、韓国政府の防疫対策の失敗だけでは説明がつかないのだ・・・。
(残念ながら、防疫対策は明らかに失敗している)
韓国の衛生観念
韓国の衛生観念は極めて低い(だが、中国よりはマシ)韓国人の生活習慣の特徴として、所構わず<痰(たん)>や<唾を吐く>ことが知られている。これは韓国の国民の大多数がそうなのである。ウイルスを含んだ痰や唾を路上のいたるところに吐くことで、液体が蒸発し、粉末状になる。それが空気中に放出され、誰かの口や鼻に入り、感染しやすくなるというものだ。人が集まる街中ともなれば、これは非常に恐ろしいことだと言える・・・。
また、学校による衛生的な教育も日本と比べると低い。手洗い・うがい・マスク着用といった基本的な事さえも、教育されていないのが現実である。
(このMERS問題が社会問題化した最近になって、ようやくマスク着用する人が増えてきた)
現に、医療現場に携わる医師が、感染したかもしれない症状のまま、大規模な集会に出席。次々と感染したという事実が韓国のメディアの情報から分かっている。専門の知識がある医師がこうなのだから、ましてや国民など推して知るべきである・・・。
ソウルに行ったことがある人ならば分かるだろうが、街中には非常にポイ捨てが多い。ゴミだけならず、食べかけで捨てた物も、ものすごく多いのである。当然生ものが腐り、臭いもひどい。清掃の人がいるのだが、あまりにも量が多すぎて、追いついていないのが現状だ。さらに、民間レベルでもゴミ捨てのルールが守られず一向に守られないようだ。
これに業を煮やした清掃業者や行政府が、ゴミの収集を一時ストップしたことも象徴的である。
MARSはどうなるのか?
さて、この先、MARSがどうなるのかは全く予想がつかない。日本としては、症状があるであろう韓国からの入国者を水際で食い止めることが最善の策だろう。グローバル化と言われる現在、多くの人が国と国を行きかう。今の私たちにとっては、さまざまな国に旅行しやすくなるというメリットがある。その反面、グローバル化によりウイルスが全世界に拡散しやすいというデメリットもある。
これがもし、ウイルスの突然変異によるものであれば、これは日本にも深刻な影響を及ぼすものとみられる。接触感染だけではなく、空気感染が起こっているのだとしたら、まさしくパンデミックである。もはや打つ手なし、と言うことだ。
パンデミックはいつか起きる。
今日なのか、明日なのか、それとも今もう起こっていることなのか・・・・。見えない恐怖は、すぐそこまで来ている。