南シナ海 問題で強引に侵略する 中国
中国の国力が大きくなるにつれ、周辺諸国と軋轢を強める中国。我が国、日本も尖閣諸島をめぐって中国と火種を抱えている。
今回は、 南シナ海 をめぐる対立と深刻な問題を抱える中国について少しふれたい。
石油や天然ガスなどの資源が豊富な南シナ海
南シナ海 は、中国、台湾、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、インドネシア、ベトナムなどに囲まれた海域である。
海南島を除けば大きな島はなく、南海諸島やナトゥナ諸島などの中小の島々から成る群島が散在する。
南シナ海 の北部中国沿岸やタイランド湾を含む南西部には大陸棚が発達し、石油や天然ガスなどの資源が豊富である。
近年になって、これらの資源や海洋資源の確保を巡って周辺各国の利害が錯綜(さくそう)し、領有権を主張するなどの混乱が深まっている。
ASEAN開幕もフィリピン大統領 直前に欠席
ASEAN はベトナムと国境を接する中国広西チワン族自治区で開幕した。中国はASEANとの協調をアピールしたが、フィリピンのアキノ大統領は直前に出席を取りやめた。
中国とASEAN の加盟国が領有権を争う 南シナ海 問題が影を落とした格好だ。
開幕式で中国の李克強首相はあいさつで十年にわたるASEANとの経済協力の成果を強調し、南シナ海もんだいについては「中国とのASEANの協力大局に影響させるべきではない」と訴えた。
しかし、対立するフィリピンのアキノ大統領は出席を取りやめた。
フィリピン関係者によると中国側から 南シナ海 問題で国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所の申し立てをしたフィリピンが、申し立てを取り下げれば出席を受け入れると伝えてきたという。
フィリピン側はこの条件に強く反発し、訪問を取りやめた。
出席取りやめで、南シナ海をめぐる中国とフィリピンの対立の深刻化が浮き彫りとなった。
引用:中日新聞(2013年9月4日.11版.国際)
背景にあるのは中国の深刻な資源不足
中国は13億人以上の人民抱える巨大な国である。それゆえ、大勢の民を支えるには莫大な資源とエネルギーが必要なのだ。
経済成長を維持する上で、水需要、土地需要は増大の一途をたどっている。しかし、中国においては水資源不足、土地資源不足がもはや深刻な状態にまで追い込まれている。ある専門家の調査では「およそ20年後には水資源がなくなる」とまで言われているのだ。
天候の影響もあるが、中国共産党によるここ数年の一連の政策におけるミスや、経済発展のみを求め結果を考えない大規模開発、環境汚染などがさらにこの深刻な状況に拍車をかけているようだ。
13億人の不満が高まれば、その矛先は中国共産党である。反日政策で必死に矛先を変えようとするが、あまり上手くいっていないようだ。
ネットが急速に発達した現在、すべての情報を統制することなどもはや無理であろう。中国が資源と領土を求めて、あがけばあがくほど周辺諸国との対立はより深刻なものとなっていく。
中国が内部崩壊する日も、そう遠くないような気がするのは筆者だけだろうか・・・。