オンデマンド時代が到来し、現在では映画・ドラマが見放題が当たり前となりました。月額課金で海外、国内の『映画』や『ドラマ』が見放題のサービス。
現在までは、『Hulu』『Netflix』『GYAO』などが各社しのぎを削ってきました。
しかし、ここにきて、通販大手のAmazon プライム・ビデオがとんでもない価格をひっさげ、オンデマンドに殴り込み。再び、オンデマンド業界は激戦の予想を呈してきました。
消費者にとっては、サービスが向上し、価格が安くなるので、大いに嬉しい限りです。前回の記事で、『Netflix を徹底検証!』を行いました。
今回は『Amazon プライム・ビデオ』を徹底検証したいと思います。
ウォーキングデッド シーズン6が登場!
ウォーキングデッドといえば、言わずと知れたアメリカの人気ドラマですが、このたび、シーズン6がAmazonのプライム・ビデオで解禁となりました。
この瞬間を首を長ーくして待っていた人も多いのではないかと思います。
正直、これほど早くAmazonのプライム・ビデオでリリースされるとは思っていませんでした。
ますます人気が高まる『Amazonのプライム・ビデオ』を要チェックです。
Amazon プライム・ビデオ を検証してみる!
オンデマンドビデオに参入してきた大手通販会社Amazon。
『Amazon プライム・ビデオ』はいったいどんな特徴があるのでしょうか?
Amazonプライム ビデオに必要なもの
Amazon プライム・ビデオを閲覧するには、上記のものが必要になります。
『Amazonプライム会員アカウント』『クレジットカード』or『ギフト券 / クーポン』が必要です。
ギフト券やクーポンなどはコンビニでも購入することが可能です。
衝撃の価格で業界が激震
Amazon プライム・ビデオを閲覧するためには、会員になる必要があります。
会員の年額は『3,900円』です。
月額に換算すると『325円』という値段になります。
Amazonプライム会員には以下の特典があります
- お急ぎ便が無料(翌日や、2日後に到着します)
- お届け日時指定便が無料
- 特別取扱商品の取扱手数料が無料
- 家族2人まで適用される
- 会員限定先行タイムセール(40~60%引きの商品が数量限定で購入できる)
- プライム・ビデオが見放題(今回追加されたサービス)
※詳細はこちらから
Amazonを頻繁に利用するユーザーにとっては、非常にありがたい特典です。
今回のAmazonプライム・ビデオの登場で、会員の特典の幅が広がりました。今までAmazonをあまり利用しなかった人でも、利用する機会が増えるかもしれません。
『325円』で、国内外の『映画』・『ドラマ』が見放題なのは非常に魅力的ですね。
海外ドラマの品揃えと本数
海外のテレビドラマは、シリーズものを1本とすると、『約26本』(2015年9月24日現在)という結果になりました。
メジャーな作品は一通り揃っているものの、他と比較すると、本数はかなり少ないでしょう。
以下はメジャーな海外ドラマの抜粋です。
- プリズンブレイク(1~4シーズン)
- アンダー・ザ・ドーム(1~2シーズン)
- Twenty Four(1~8シーズン)
- ウォーキング・デッド(1~5シーズン)
- ホワイト・カラー(1~4シーズン)
- glee(1~4シーズン)
- ボーンズ(1~8シーズン)
上記はAmazonプラム会員なら無料で見放題です。
また、上記に無いシーズンは有料となっているものもあるようです。
(1話、200円とかでレンタルできます)
品揃えはまだまだ少ないので、今後、豊富なコンテンツを是非ともリリースしてほしいものです。
私は、ウォーキング・デッド シーズン5が見られるので、こちらに乗り換えようかと思っています。
国内ドラマの品揃えと本数
なぜか海外ドラマよりもたくさんある国内ドラマ。
こちらも、『Hulu』や『Netflix』と比較すると、本数はかなり少ないでしょう。
以下はメジャーな国内ドラマの抜粋です。
- みんな!エスパーだよ!
- 孤独のグルメ
- 鈴木先生
- JIN(仁)
- 愛していると言ってくれ
- ケイゾク
- SPEC
私的には、『みんな!エスパーだよ!』と『JIN(仁)』があるので、やや満足です。『みんな!エスパーだよ!』は、劇場版が公開されています。
ちょっとエッチで、面白いドラマです。
『染谷将太』さんや、『夏帆』さん、『マキタスポーツ』さんなど、かなりクセがあるキャスティングが見ものですよ!
あと気になるのは、『JIN(仁)』ですね~。
『Hulu』や『Netflix』にはないので、もう一度見直してみたいです。
とはいえ、本数が少なすぎるといった印象です。
今後も増やしていってほしいなぁ。
海外の映画の品揃えと本数
気になる映画の本数は『約320本』となっています。
メジャーな映画が揃っており、こちらは『Hulu』『Netflix』に負けておりません。
年代としては『1950~2010年代』までの幅広い映画を網羅してるのが特徴ですかね。
以下はメジャーな映画の一部抜粋となります。
- ランボー
- SAW
- ウォッチメン
- ミッション・イン・ボッシブル1~4
- ザ・フライ
- トランスフォーマー
- インディ・ジョーンズ
- シザー・ハンズ
- ミレニアム ドラゴンタトゥー
『2000年代以降』の映画が一番多く、サスペンス・ドラマ・アクションなど幅広く揃っています。
今後もっと充実すれば、より使い勝手が向上するかもしれません。
ただし、Huluなどのように、『アメリカ』『香港』『フランス』などのように、地域ごとに別けられていません。
目当ての映画はやや見つけにくいでしょう。
国内の映画の品揃えと本数
どうやらAmazonプライム・ビデオは日本向けの作品が多少多いようですね。
閲覧した印象では、昔の映画がかなり豊富にありそうです。
『ビルマの竪琴』、『仁義なき戦い』、『眠狂四朗』など、かなりマニアックなものも多々あります。
これは好みが分かれそうですが、ご年配の方なら、見たいと思うような作品があるかもしれませんね。
ただし、注意が必要なのが、プライム向けの映画は無料なのですが、一覧の中に、レンタル(有料)の作品がかなり含まれています。ちょっとややこやしいので、間違って有料の映画を見ないようにしましょう。
かならず、無料であることを確認してから、閲覧するように!
(※間違って閲覧して、後でお金を請求されるようなことはありませんのでご心配なく)
アニメの品揃えと本数
さて、アニメですが、こちらは非常に本数が少ないです。
かなり見るものが限られます。
アニメ中心で見たい人は、『Hulu』『Netflix』などを利用した方がいいでしょう。
ただし、こちらにしか無い作品もあります。
それは以下の通り。
- キン肉マン 多数(1~2)
- ゲゲゲの鬼太郎 多数
- スラムダンク
- エスパー魔美
- パーマン
- チンプイ
- プロゴルファー猿
う~ん、これは相当好みが分かれそうですね・・・。
私は今30代なのですが、子どもの時代は、ほぼ上の作品は見ていました。
ですが、20代前半の人は、『何それ・・・?』状態だと思います。
何故か最近の作品が無いので、アニメが見たい人にとっては、物足りない内容となっています。
今後増えると思いますが、現時点ではアニメはあまり期待できそうにありません。
(※でも、ちょっとキン肉マンは見たいかも・・・)
映画はHD(高画質)で見れるの?
Amazonプライムの対象の映画やドラマには『HD』で無料で見れるものもあります。
ただし、これは注意が必要です。
全部の作品を、『HD』で見れるわけではありません。
中には、追加料金を支払うことで『HD』がみれる映画も多数あるということです。SD(標準の画質)で満足できない人は、『Netflix』を利用した方がいいでしょう。
『Netflix』なら月額950円で、『高画質の映画』が見放題です。
この点をよく理解してAmazonプライムの会員になりましょう。
インターフェースなどの使い勝手はどう?
『Hulu』『Netflix』と違い、こちらはサイドバーから、細かい絞り込みができます。
レビューや出演者、画質などで簡単にフィルターが掛けられるので、使い勝手は良好です。
多少、読み込み時間がありますが、ほとんど気にならないレベルです。
遅くても2秒ぐらいで検索結果が表示されます。
メニュー表示
上部にあるメニューではおおまかなジャンルを選択できます。地域ごとに分かれているわけではないので、多少入り混じって作品が表示されます。
メニューの位置は上部にありますが、少し見づらい印象があります。
よーく探さないと、見落としそうになるので、注意が必要です。
吹き替え版がみたいけど、ある?
『吹替版があるもの』と、『無いもの』があります。
『吹替版』がある場合は、タイトルに括弧付きで表示されているので、それを目安にしてください。
見たい映画やドラマがある場合は、プライム会員に登録する前に、事前に確認しておきましょう!
Amazon プライム・ビデオ の総評
ここで『Amazon プライム・ビデオ』の全体的な総評をしたいと思います。
プライム会員に登録する前に、事前に参考にしてください。
視聴本数
まだサービスが開始されたばかりなので、品揃えは豊富とは言えません。
この点は、『Hulu』『Netflix』と比べて、大きく見劣りしてしまうポイントでしょう。
ある程度すれば、本数が増えると思いますが、現時点では未知数です。
結局は、ユーザーが見たい良質なコンテンツが揃っているかどうかで、評価は決まってくると思います。
まぁ、これは今後に期待ですかね・・・。
画質
『HD(高画質)』で視聴できるものの、ごく少数の作品に限定されています。
また、一部の作品は『HD』で見るためには『追加料金』を支払わなければなりません。
一応、サイドバーのフィルターで『HD画質 / SD画質』でフィルターを掛けられるものの、『追加料金が必要なのか?』それとも、『無料でHD画質が見れるのか?』が分かりづらく、いちいち作品の詳細を調べないと判断できません。
この点は、非常に不便だと思います。
できれば、改善してほしいですね。
月額料金
月額料金は、Amazonプライム会員になれば、『月額 325円』でドラマ・映画が見放題になります。現時点のオンデマンドサービスの中で、断トツの料金設定でしょう。
しかも、ネット通販の強みを活かして、プライム会員にはAmazonを利用する上で便利なサービスがかなり付いてきます。
すでにプライム会員の人は、実質手続き無しで視聴できる点も嬉しいところ。
あとに続く、ゲオやTUTAYAなども、オンデマンドサービスを開始するようですが、ここままで安くはならないでしょう。
その点、料金だけみれば、かなりお得だと言えます。
デバイス
視聴可能なデバイスは、以下の通り。
- 『Fireタブレット』
- 『iPhone』
- 『iPad』
- 『PC』
- 『Android』
- 『PS4』
- 『スマートTV』
などが対象のようです。
結構、幅広いデバイスに対応してるようなので、屋外でも視聴できそうです。
試しに、Fireタブレットで再生してみましたが、以外にスムーズに再生されました。
途中でのカクつきや、読み込みによる中断がなかったので、この点はいいですね!ただし、画面は当然小さいので、ダイナミックさに欠けます・・・。
速度などは、スマートフォンの性能によりそうです。
所感
Amazonを頻繁に利用する人にとっては、非常にお得感のあるAmazon プライム・ビデオですが、画質・映画の豊富さにおいては、Netflixに劣るといった感じだと思います。
しかし、すでにプライム会員の方は、実質無料で視聴できるので、これほど嬉しいことはありません。
月額 325円で映画見放題 + 商品の速達 + 音楽聴き放題 はやはり魅力が大きいでしょう。
画質を求める人は『Netflix』を、様々な特典がほしい人は『Amazon プライム・ビデオ』を選択するといいと思います。
この先、プライム・ビデオに魅力的な映画が増えていくと、検討を視野に入れる人は多いのではないでしょうか?
取り急ぎ、今日はここまで。
ご参考までに!