何だか今日は急激に寒くなりましたね~。暖かくなったかと思えば寒くなったり・・・、どっちなんだよ。と、思わずツッコんでしまいそうな天気です。そうそう話は変わりますが、ツッコみと言えば、最近お笑い芸人の「トレンディエンジェル」にハマっております。あの絶妙なコントは目が離せません!
笑いはストレス解消にもなりますしね。
さて、そんなこんなで第16弾は「スポットライト風エフェクト」を勉強したいと思います。テキストの上からスポットライトで照らしたような感じのエフェクトを勉強します。ステップ数はやや多いです。毎度のことながら、「小さなテクニックからコツコツと」をモットーに進めていきます。
分かりやすく解説しているので、初心者の方も安心して勉強できます。
環境
環境 | Illustrator CS5以上 |
---|---|
OS | Windows 7 64bit |
制作時間 | 20分程度 |
ステップ数 | 9ステップ |
対応バージョン | CS5 / CS6 / CC |
使用フォント | Century Cothic Regular |
難易度 |
使用している参考書
初心者の方は、真似して作ろうと思っても、なかなか難しいものです。
下記の参考書は私が仕事上でも使用しているものです。
▼Illustrator CS5 逆引きデザイン事典 PLUS
「逆引き」と名前が付いていることから、~する方法がわからないと言った時に非常に役に立ちます。各ページもカラフルで読みやすく、見やすいのが特徴的です。ページ数が多いので、色々調べたいことが出てきた場合に、良く利用しています。
初級者の方ならこちらの逆引き辞典がお勧めです。
逆に中級者以上の人なら、下記で紹介している「10年つかえる逆引き手帖」を利用しましょう。
▼Illustrator 10年使える逆引き手帖【CC/CS6/CS5 対応】【Mac OS X & Windows 対応】 (ああしたい。こうしたい。)
言わずと知れた逆手引きの参考書です。
ステップbyステップ形式ではなく、分からない操作等をちょこちょこ調べるために使用しています。使用頻度は低いですが、いざという時にためになる辞書のような存在です。中級者以上のかたなら、とても勉強になる本だと思います。
初級者の方は、基本的な操作がわかってないと、ちょっと苦しいかもしれません。
▼Photoshop+Illustrator Design Technique
この参考書は操作の基礎知識が書かれているのではなく、「作品の作りかた」を紹介している本です。内容も面白く「これ作りたい!!」と思わせるような作品とチュートリアルが記載されています。全編カラーで非常に読みやすく、画像も多用されているため、非常にお得感満載です!ですが、Illustratorだけではなく、Photoshopも使用しているため注意が必要です。
PhotoshopとIllustratorの連携を学びたいのであれば、お勧めの参考書でしょう。
初級者にはちょっと難しい内容かもしれません。中級者以上であれば、間違いなく連携のテクニックが身に付きます。
気になる方は、是非一度手に取ってみてください。
▼Illustratorの基本ルール -プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック-【CS5/CS4/CS3/CS2/CS 対応】 (デザインラボ)
かなり大きな参考書ですが、内容は分かりやすいです!
前半は「操作系の基礎知識」、後半は「デザインの実践」といった感じなので、初心者でも安心です。例えば、後半の「デザインの実践」では、「立体キャラクタ」や「3D機能を使用したデザイン」等が記載されています。
また、全編カラーなので、非常に見やすいのも特徴です。
基本的な操作から、その応用までをステップアップ形式で学ぶことができます。
▼Illustrator Design Manual テクスチャ&テキストエフェクト
今回使用した参考書です。
全編カラーで非常に見やすく、なおかつチュートリアルも非常に分かりやすいです。初級レベルのものから、やや難しいものまで、幅広く網羅しているので、練習にはうってつけでしょう。この本でテクニックを少しずつ身に付けていけば、必ずレベルアップできます。
かなりお勧めの本です。
Illustrator講座 スポットライト風エフェクト
「学ぶ=真似ぶ」をモットーに勉強も兼ねて解説しています。各STEPに分けて、なるべく分かりやく説明しています。今回は「スポットライト風テキストエフェクト」を作成していきます。
STEP1 テキストの描画
「Century Cothic Regular」フォントを利用して、下記のようなテキストを描画します。
(※カーニングや詰めを調整してください)
STEP2 アウトラインとパスの変形
下記の手順で作成していきます。
- 上部メニュー「書式 > アウトラインを作成」からアウトラインを作成します。
- 上記のテキストを「コピー」し、別レイヤーに複製しておきます。
- 上部メニュー「効果 > パスの変形 > 変形」から、下記の値で作成します。
(※コピーする際は、「Ctrl + Shift + V」「「Ctrl + Shift + C」で同位置に複製します)
STEP3 アピアランスの分割と最背面の文字を塗り変更
- 上部メニュー「オブジェクト > アピアランス分割」からテキストを分割します。
- 「右クリック > グループ解除」を適用します。
- 次に、最背面のテキストを選択し、文字の塗りを「白」に設定します。
STEP4 ブレンドの作成
- 上部メニュー「オブジェクト > ブレンド > ブレンドオプション」から下記を参照し設定します。
- 全てのオブジェクトを選択状態にします。
- 上部メニュー「オブジェクト > ブレンド > 作成」から実行します。
(※ブレンドによっては、効果が若干おかしくなることがあります。その場合、個別にブレンドしてください)
STEP5 背景の作成とグラデーション
背景となる長方形(横:280mm 高さ:200mm)を描画し、下記のようにグラデーションを適用します。グラデーションは中心より少し上を中心にし、円の範囲を大きくします。
STEP6 乗算とグラデーションの適用
- ブレンドしたテキストオブジェクトの描画モードを「乗算」、不透明度を「100%」にします。
- さらに、STEP2-2で別レイヤーに複製しておいたアウトライン化したテキストを最前面に表示させます。
- 次に、上記の最前面のテキストに下記のようなグラデーションを適用します。
STEP7 グラデーションの調整
STEP6で適用したグラデーションを「Shift」を押しながら、下に向かってドラッグし、下記のような感じにします。
STEP8 仕上げと完成
最後に、上部メニュー「効果 > スタイライズ > ドロップシャドウ」を前面のテキストに適用します。描画モードを「通常」にし、不透明度を「100%」、Y軸オフセットを「-0.5mm」、カラーを「白」にしてください。
以上で、スポットライト風のテキストエフェクトは完成です。