• 2013年12月12日

中国 大気汚染 の深刻な問題を考える! 巨大な中国は問題も山積み

中国 大気汚染 の深刻な問題を考える! 巨大な中国は問題も山積み

中国 大気汚染 の深刻な問題を考える! 巨大な中国は問題も山積み 424 283 パソコン生活サポート Pasonal

養育放棄多発?!

中国江蘇省南京市に11日、養育放棄された新生児を保護する「赤ちゃんポスト」が設置された。中国では2カ所目。病気や障害のある新生児の遺棄が社会問題化し、各地で設置準備が進められている。

児童養護施設前に建てられた部屋の中に保育器があり、ブザーを鳴らせば5~10分後に施設関係者が引き取りにくる。誰が置いたか特定されないため、捨て子を助長するとの批判もあるが、施設側は「子どもの命を守ることが重要」と話す。

社会保障が不十分な中国では病気や障害のある子が生まれると、親が高額な医療費を払えず、養護施設周辺に遺棄するケースが後を絶たない。中国政府は各地に赤ちゃんポストを設置する方針を決めた。

2011年6月に中国初の赤ちゃんポストが設置され、今年10月末までに181人が保護された。中国メディアによると南京では開設前日の10日、男児が置き去られた。今後中国の各都市に設置されるようだ。

引用:中日新聞

 

中国 大気汚染 で8億人が呼吸困難に?!

中国の大気汚染がますます深刻になっている。中国国営通信新華社のウェブサイト「新華網」は11日、今年深刻さが際立つ大気汚染を総括する異例の論評を掲載、有害物質を含んだ濃霧は全国104都市に拡大し「8億人余りが呼吸すら困難となった」と振り返った。

論評は「応急措置は役に立たず、濃霧発生は常態化した」とし、政府がここ1年、有効な解決策を打ち出せなかったことを示唆している。汚染悪化に歯止めがかからない中、対応の遅れに対する国民の不満は高まっており、中国指導部は対応に苦慮している。

大気汚染の主な原因は、「工場の排気(石炭)」「車の増加」である。中国の新車販売は好調で今年2千万台を超えたようだ。クルマが主要汚染源であるにも関わらず、「今年は3500万台も視野に入れる」と業界関係者がコメントすることも。

2007年末まで10年間の累計は4316万台だったが、2012年末までの累計では1億1099万台に膨れ上がった。また、石炭の消費も2012年に至っては中国は正解の半分以上を占める規模になった。

北京五輪当日は市内工場の一時停止や車の半数を日替わりで使用禁止にして五輪本番での青空を得たのだが、現在は2倍を超える汚染集積から半分を止められたとしても北京五輪当時の状況に戻せるだけだ。その普段の北京を見て選手生命の危機を感じた有力アスリートが出場を取りやめた。

「中国はもはや根本的に打つ手がないほど環境対策を長期放置した超重度汚染であり、かつて日本が大気汚染を逆バネにして成長したほどの技術的蓄積が中国に無いのは明らかだ。大気汚染だけでなく、水資源の汚染や土壌汚染も救い難いレベルに進んでいる」と専門家は警鐘を鳴らす。

引用:47ニュース

 

負の悪循環

中国 大気汚染 石炭

中国政府は自国の環境の悪化を顧みず、ひたすらに経済優先を掲げて国を発展させてきた。たしかに中国は一部の人たちが裕福になっただろう。しかし、その代償は大きい。環境問題が人体に引き起こす影響は年々大きくなっているようだ。中国政府の発表によると、環境悪化に伴い、多くの乳幼児に影響が出ている。

先天性心臓病 約32万人、多指症 約16万人、口蓋裂 約12万人、先天性水頭症 約6万人、神経管欠損 約5万人などの症状である。特に妊娠の女性は外部の環境を受けやすく、胎内にいる赤ちゃんはその影響を強く受ける。

結果、四肢に障害をもつ子供が急速に増えているのである。専門家は、これは中国政府が発表している数字なので、実際はこの倍以上はいるだろうとみている。

中国 大気汚染が深刻な街

 

今は中国は、環境問題の悪化 → 障害をもつ乳幼児が多発 → 赤ちゃんポストの増加 という負の連鎖を止めることなく続けている。それも全ては経済優先と引き換えだ。中国の指導部が経済優先よりも、人民を優先して救済措置に乗り出さない限り、この負の連鎖は終わらない。

しかし、経済が失速すれば、中国人民の不満はますます増大するだろう・・・。さりとて、このまま経済優先ではさらに環境悪化が増大しかねない・・・。どの方向に進んでも中国政府にとっては地獄だろう。

果たして中国政府は今後どうしていくつもりなのだろうか・・・。

私たち日本も他人ごとでは済ませれない。