• 2014年6月4日

プログラミング講座 正木小学校 (第2回目)

プログラミング講座 正木小学校 (第2回目)

プログラミング講座 正木小学校 (第2回目) 424 283 パソコン生活サポート Pasonal

さて、今回は正木小学校でのプログラミング講座、第2回目です。第2回目の内容は、アルゴロジックを使用した、より実践的なアルゴリズムです。

 

アルゴリズムとは

「アルゴリズムとは目的を達成するための手順、又はその方法」です。

 

アルゴロジックとは?

アルゴロジックは一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)が開発したソフトウェアであり、プログラミングの基本となる論理的思考(アルゴリズム)をゲーム感覚で習得するための課題解決型ゲームソフトです。プログラミング経験がまったく無い方でも、 楽しく「プログラミングをするための考え方」=「アルゴリズム」を知ることができます。プログラムの3要素のうち「順次処理」と「繰返し処理」を実現しています。

アルゴロジックは学生から大人まで、アルゴリズムの考えを楽しく学ぶことができます。
アルゴロジック
アルゴロジックの問題一覧

ゲーム感覚でアルゴリズムを学べる

 

アルゴリズム講義2日目の開始!

アルゴロジックをいきなり実践するのは難しいので、まずは一歩ずつ進めること。「画面説明」、「ブロックの移動の方法」、「数字の切り替え方」など初歩的な事を全体で一緒にすすめました。
アルゴロジック説明書 その1
アルゴロジック 説明書 その2

 

悪戦苦闘と思いきや・・・?!

初歩的な順次処理をクリアーできたら、各自それぞれのペースで問題に取り組んでもらいました。問題は初めは簡単ですが、進めば進むほど、どんどん難しくなつていきます。ちなみに、初歩のブロックの使い方以外は、すべてプリントを参照しながら進めていってもらっています。

私の考えでは、「半分近くの問題はできないだろう」と思っていましたが、なんのその!以外なことに、呑み込みが早い子はどんどん先に進んで、1時間ほどで問題の3分の2をクリアしてしまいました。
みんな真剣に考えてます

プリント片手に画面と にらめっこ
その子はやはり発想がすごかったです。また、自分が早くできたら、他の出来ない子に説明して教えてあげていました。これはなかなか出来ないことです。自分は出来ていても、いざ他の人に教えるとなったら難しいものです。頭の中でしっかりと理解していないと、教えられません。

「出来るかなぁ~、大丈夫かなぁ~」という私の思いは、いい意味で杞憂(きゆう)に終わりました。
どいう手順ならクリアできるかな?

より効率的な方法を考えよう!

 

女の子も頑張ってクリア!

女の子も多数いましたが、男の子と比べえると若干、苦戦している子が多かったように思います。やはり、男の子は普段からテレビゲームをしている影響なのか、スムーズに進めている子が結構いました。でも女の子どうしでコミュニケーションを取りながら協力してクリアを目指していたので、男の子よりは結束力は強かったかもしれません。

また、私から積極的にヒントを引き出そうとしていたのは女の子でした。しょっちゅう、「分かりませ~ん、先生~(連発)、ヒントくださ~~い」の声があちこちから聞こえてきました。

でも対応できるのは私一人のみ・・・。限られた時間にあちこち回って生徒たちにアドバイスするのは結構大変です。できれば、アシスタントが2~3人ほしいなぁと思うのでした。

少ししか対応できなかった子・・・ゴメンネ!
みんなで相談しながらクリアを目指せ!

かなり集中してます!

 

クリアするコツってあるの?

アルゴロジックは最後の方になるほど、難しい問題が多くなります。ここである問題を考えてみましょう!

アルゴロジック 知恵の輪
まず、旗(はた)の位置を確認します。何か気づくことがありませんか?そう、旗は等間隔で並んでいるはずです。でもそれだけだと壁(カベ)にぶつかってしまいます。何かのタイミングで方向転換をしなければなりません。ここでIF(イフ)を使います。IFは「もし 目の前の壁があるなら~をせよ」という意味です。この問題の場合は「もし 目の前に壁があるなら”右を向け”」という命令で進めます。

何となく答えが見えてきましたか?

大事なことは、ロボットを自分に置き換えて考えてみることです。自分ならどうするだろう?どんな行動をしたら旗を取れるだろう?と考えることがクリアを一番の近道です。

 

手順を線で結んでみよう!

とはいえ、それでも分からない場合はどうしたらいいのか?方法はいくつかありますが、1つはスタートからゴールまでの道を線で結んでみましょう!格段にイメージが湧きやすいハズです。

壁にぶつかった時、どうすればいいのかという想像もしやすくなります。

 

線で結んでみよう!

スタートからゴールまでを線でつなげてみます。どの順序で何をしたらいいのかというイメージが持ちやすいはずです。頭で考えることも重要ですが、考えに行き詰ったら違う方法で挑戦してみるのも一つの手です。

このほかには、「手順を言葉にして書き出す」という方法もあります。

 

最終的には何を目指すのか

このアルゴリズムの講義では最終的にちょっとしたゲームを作成してもらうことです。使用するソフトは「Scratch(スクラッチ) 2.0」というソフトです。小学生でも簡単にキャラクタに動作を付けることができるこのソフトは世界中で人気があります。

このアルゴロジックを使用したアルゴリズムの講義もそのための1歩です。自分なりのゲームが作れるのか不安でしたが、この調子ならみんな楽しんで作ってくれそうな感じがします!あとはパソコンの環境の問題させ解決できれば、万全なんですけどね・・・。

取り急ぎ今回はこのへんで。

また次回も講義があるので、活動の様子をアップしたいと思います!