• 2018年6月11日

Photoshopでアーティスティックな流体アートを簡単に作る方法

Photoshopでアーティスティックな流体アートを簡単に作る方法

Photoshopでアーティスティックな流体アートを簡単に作る方法 700 433 パソコン生活サポート Pasonal

Photoshopでは何気ない写真を簡単にアーティスティックな雰囲気に変えることができます。通常はエフェクトなどを追加していくのですが、Photoshopのある機能を使うだけで楽に出来てしまいます。

今回は「Photoshopでアーティスティックな流体アートを簡単に作る方法」を解説したいと思います。

 

開発環境

OS  Windows 10 64bit
バージョン  Photoshop CC 2018
作成時間  約10~15分程度
ステップ数  およそ15ステップ
テクニックのポイント  ゆがみ / 焼き込みカラー / Camera RAW

 

難易度

ブロンズメダル

今回の難易度はブロンズレベル(初級者以上)です。

 

ダウンロード素材

今回利用する海の画像です。下記からダウンロードしてください。

  • 海 /  Pexels.com

※CC0ライセンスの画像です。

 

最終的な完成図

今回作成する「アーティスティックな流体アート」です。ものの5分もあれば、簡単に作成することができます。メタルちっくな雰囲気にカラーを追加することで、アートな感じに仕上がります。

アーティスティックなリキッド

 

Photoshopでアーティスティックな流体アートを作るチュートリアル

このチュートリアルでは、アートテイストな流体アートを作成するチュートリアルです。事前に、素材をダウンロードしてください。

 

【手順1】キャンバスの作成

任意の大きさでキャンバスを作成します。ここでは、「1920 × 1200 px」で作成しています。

キャンバスの作成

 

【手順2】ダウンロード素材の配置

ダウンロードした素材をキャンバスに配置します。レイヤーをスマートオブジェクトに変更しておくと、後で修正ができます。

ダウンロード素材の配置

 

【手順3】ゆがみの適用

上部メニュー「フィルターゆがみ」を起動し、大きさサイズのブラシに設定します。ハンバーグのひき肉を混ぜるように、ブラシをグニュグニュとこねくり回します。かなり大胆にブラシを動かしましょう。

下記のように、絵の具が混ざったような流体になるまでグニュグニュしてください。

ゆがみの適用

 

【手順4】白黒の適用

色調補正「白黒」を適用します。数値はデフォルトのままでOKです。

白黒の適用

 

【手順5】レベル補正の適用

色調補正「レベル補正」を下記の値で設定します。メタリックな雰囲気に仕上がります。

レベル補正の適用

 

【手順6】新規レイヤーの作成とカラーの追加

新規レイヤーを作成し、硬さ0%ソフトブラシランダムに色を置いていきます。さらに、レイヤーを「焼き込みカラー」に変更します。

カラーの追加

 

【手順7】レイヤーのコピー

手順6で作成したレイヤーを「Ctrl + J」でコピーします。レイヤーはそのまま「焼き込みカラー」のままにしておきます。下記のように、全体的に明るくなります。レイヤーをコピーすればするほど、全体的に明るくなるので、何回かレイヤーコピーして様子をみてみるのも良いでしょう。

レイヤーのコピー

 

【手順8】Camera RAWの設定

Ctrl + Shift + Alt + E」で全体のコピーレイヤーを作成します。このレイヤーは後で修正できるようにスマートオブジェクトに変更しておくと良いでしょう。上部メニュー「フィルター > Camera RAW」を起動し、下記の値で設定します。

色温度」と「色かぶり補正」は適宜調整してください。

Camera RAWの設定

 

【完成】It’s done!

これで全ての作業が完了しました。メタルの流体がグニャっとしたようなアートが出来上がりました。

アーティスティックなリキッド

 

手順のまとめ

このチュートリアルの完成までの手順です。

  • 【手順1】キャンバスの作成
  • 【手順2】ダウンロード素材の配置
  • 【手順3】ゆがみの適用
  • 【手順4】白黒の適用
  • 【手順5】レベル補正の適用
  • 【手順6】新規レイヤーの作成とカラーの追加
  • 【手順7】レイヤーのコピー
  • 【手順8】Camera RAWの設定

さて、どうだったでしょうか? この流体リキッド)アートはまったく複雑な操作は必要なないため、Photoshopの初心者さんでも簡単に作成することができます。ホームページのヘッダーやちょっとしたアクセントなどに利用できると思います。

手順3のゆがみの部分ですが、なるべく大きなブラシでかき混ぜるようにするのがポイントです。

大胆にかき混ぜ、細かいラインは小さなブラシで少しづつ調整するほうが良いでしょう。ただし、画像自体が引っ張られるため、画像とキャンバンスに隙間が出来ないように気を付けてください。

全体を見ながら上手く調整してみてください。

 

さぁ、学んでみよう!  Photoshopの必須テクニック